京滋の重伝建を巡り旅の最終日は京都市北部の賀茂川沿いにある上賀茂神社を訪ねました。
上賀茂神社の創建は諸説ありますが、いずれにしても京都最古の神社です。
二ノ鳥居を入ると目に入る立砂は「神山」を象ったもの、頂に三本と二本の松の葉が立てられ、陽と陰の一対になってます。
午前8時半、上賀茂神社は人影もまばら、
手水舎裏の川面に映る楼門の赤が美しい。
紫式部が参拝したといわれる上賀茂神社、
紫式部が本殿手前にある片山御子神社を詠んだ和歌が残っています。
玉橋下を流れる御物忌川は本殿下の「川合」で御手洗川が合流し「ならの小川」と名を変えます。
上賀茂神社境内の「ならの小川」の東側に鬱蒼とした緑に包まれた庭園「渉渓園」があります。
この庭園のせせらぎでは、平安装束に身を包んだ歌人たちが川に杯を流しながら和歌を詠む、
「賀茂曲水宴」が行われます。
上賀茂神社の樹々の中を流れる「ならの小川」は境内を出ると明神川と名を変えます。
この明神川沿いに神官の屋敷である社家が連なり社家町を形成しています。
明神川に架かる石橋や土橋、柔らかい表情の土壁、美しい石畳や石垣と生垣
上賀茂社家町には日本の美がありました。
明神川沿の樹齢500年の大楠の下に、上賀茂神社境外末社の藤木社があります。
水の守り神の藤木社は明神川と社家町を護り続けています。
上賀茂の社家に来たら訪ねたかったのが、
社家で唯一公開され庭園が美しい西村家と、
すぐきの京都なり田上賀茂本店
冬季休園していた西村家庭園は例年3月15日から公開と書いてあったが、開園時間の9時半になっても玄関が開く気配がありません。
京都なり田上賀茂本店の営業開始は10時なので待たずに次の目的地今宮神社に向かいました。
今回は一和?かざりや?一目で分かりますね❗️