奈良からJR大和路線で故郷の平野郷に来ました。


毎年、夏のだんじり祭が楽しみな杭全神社はJR平野駅から歩いて5分ほどの所にあります。


坂上田村麻呂の孫当道が貞観4年(862年)に創建、主祭神は素戔嗚尊です。

※坂上田村麻呂の子広野麿は杭全荘に荘園を賜り、広野麿の名が平野郷の由来です。

拝殿裏の第二・第三本殿は永正年間(16世紀初期)に建替えられた大阪市内最古の木造建築です。



杭全神社のお隣に桓武天皇妃、坂上田村麻呂の娘の坂ノ上春子姫の墓所があります。

ここは春子姫が創建した長寶寺の墓地です。

春子姫の墓所の近くに御先祖様や両親が眠る実家の墓があります。


墓参した日は直近に甥か姪の誰かが供えた花がありました。



墓参後は実家の菩提寺長寶寺をお参りしました。

長寶寺は坂上家の女性が住職を継ぐ尼寺


杭全神社参拝、実家の墓参、長寶寺参拝が平野郷訪問のいつものコースです。



このあと「平野郷にゃんこ堂」に向かいました。


「平野町ぐるみ博物館」の19番目として今年1月にオープンした「にゃんこ堂博物館」


大正2年築の古民家2軒を繋げてリノベーションしました。

「にゃんこ堂」の目印の猫の水栓🐈


「よう目立つよう、猫の顔した『真実の口』なんか表に置いたらおもろいやろな」

と半ば冗談のような叔父さんのアイデアが、

なんとなんと❗️実現してました🫢


「平野町ぐるみ博物館」にもなる古民家再生プロジェクトを1人でやってのける姪のパワー❗️

平野郷にゃんこ堂の1階は、

すぐ近くで営んでいた平野郷動物診療所と、

猫の博物館と猫の雑貨店とカフェスペース。


保護猫活動の寄付つき珈琲を提供します。


2階は行き場のない猫たちが新しい飼い主さんに出会うまでの棲家です。

猫の雑貨店は、地元平野のハンドメイド作家さんの猫雑貨を展示・販売する棚Shop


猫の本が並ぶ猫の博物館の隣りに「女子野球ミュージアム」、姪は日米女子野球のエースでした。


にゃんこ堂の正式名は「平野郷猫会議事堂」


地域猫に関する情報発信や動物福祉の啓蒙活動の拠点とするべく、毎月1回猫会議を開催します。


また、姪の友達のライブ会場にもなりました。



にゃんこ堂を訪ねたあと姪と近くにある「がんこ平野郷屋敷」でランチ

江戸時代、なたね油商で財をなした屋敷をがんこ寿司が手に入れました。

※京都二条の第二無鄰菴もがんこ寿司が入手


雛飾りの前では小さな女の子が入れ替わり立ち替わり写真撮影してました。

立派なお屋敷ですが、がんこ寿司のランチはリーズナブル、握り鮨にキツネうどんのセット



子供の頃は買物客で賑わい活気のあった平野の中央商店街はシャッター街になってます😢


この商店街の西の入口近くには南海平野線の平野駅がありました。


現在は平野線は廃線となり、歴史的建築の駅舎は撤去され、線路跡は遊歩道となりました。

中学時代、今はなきチンチン電車に乗って平野駅から天王寺駅前まで通学してました。


大阪ノスタルジック旅は、天王寺駅前からチンチン電車が今も走っている阪堺線に乗って堺へ、

中学生の私は席が空いてても、いつも運転席の横に陣取ってました←今も変わらず😅


阪堺線は道路上を走ったり、専用軌道を走ったり、やがて大和川の鉄橋を渡り堺市へ、

終点は浜寺公園駅、阪堺線は1駅でも終点まで28駅(約50分)乗っても均一料金230円


この日は南宋寺に近い御陵前駅で下車しました。