旅行8日目、飛鳥IIクルーズを続けた人達は横浜港に戻る日です。


福崎町から近くの北条町を訪ねるか、重伝建の龍野を訪ねるか迷ったけど、龍野にしました。



福崎駅から播但線で姫路駅に戻り、同じホームの先の姫新線で本竜野駅に向かいました。


播州竜野は醤油と揖保乃糸と皮革の街

三木露風が育った龍野の駅前には「赤とんぼ」をイメージした銅像が建ってました。


龍野の中央を揖保川が流れ、右岸に龍野城や重伝建の街並みがあります。

龍野は龍野藩脇坂家の城下町

脇坂家初代は賤ヶ岳七本槍の一人脇坂安治、


関ヶ原の戦いでは小早川隊と共に寝返り西軍の大谷刑部隊を攻撃しました。


龍野藩脇坂家2代目藩主安照は、忠臣蔵で隣接する浅野藩の赤穂城請取に来た脇坂淡路守


最初に鶏冠山の麓の龍野城を訪ねました。

龍野城には鶏冠山上の龍野古城跡と山麓の平城があり、平城に龍野城御殿があります。

御殿の庭の梅が見ごろでした。

龍野城を出て隣りの龍野歴史文化資料館を見学、

特別展「ひいなー伝統美の共演」が開催中、恒例の雛人形展示に京都・西陣織も展示され、「播州の小京都」らしい趣きがありました。

龍野城の手前に三木露風の生家があります。

童謡「赤とんぼ」の作詞者三木露風は幼少期をこの家で過ごしました。

三木露風の生家を後にして、重要伝統的建築群保存地区に指定された龍野の街を散策しました。

重伝建の街並みの中のレトロな洋風建築は昭和7年に建てられた元ヒガシマル醤油本社社屋。


現在は「うすくち龍野醤油資料館」として当時の醤油工場の姿が再現されてます。

見学コースは、醤油の材料から始まり製造工程順に昔の醤油工場内を巡ります。

先日訪ねた京の酒蔵とちょっと違う雰囲気です。

現在は揖保川左岸に大規模な醤油工場があります

ここにも私の好きなアングルがありました。


お昼ご飯は古民家の日本料理店「圭屋」

ランチはお任せ一択、メニューはありません。

お酒のメニューもなく、頼んだら「雪の茅舎」が出てきました😋


カウンター席の目の前で板前さんが一品一品丁寧に盛り付けました。

ここは本格的な日本料理店、でもランチはリーズナブルなお値段でいただけました。


街歩きの最後は古民家カフェ「旧中川邸」

元は大正時代に開院した中川産婦人科医院の建物で、産院時代のレトロな面影が残ってます。

かつての産院はリノベされ龍野の地域交流拠点として子育て世代に人気があるカフェです。

ここではガトーショコラと珈琲を注文しました。


龍野の古民家カフェでしばしまったりして、


本竜野駅から姫路駅に出て新幹線のぞみで新横浜に向かい、7泊8日の長旅を終えて雨の横浜の自宅に戻りました。


【筑紫・播磨で訪ねた場所】

重伝建3ヶ所: 長崎南山手・東山手、龍野

城郭3ヶ所: 姫路城、龍野城、柳川城御花

文人生家3ヶ所: 北原白秋、柳田国男、三木露風


【晴男の通信簿】傘の出番は?

2月19日 太宰府駅→太宰府天満宮 

2月21日 姫路駅→姫路城入城口

2月22日 蔵書の宿ダイニング↔︎客室

2月22日 バス停→自宅