「さげもん」の由来は、江戸時代末期頃から女の子が生まれると初節句のお祝いに、お雛様の代わりに古着の端切れで小物を作り飾ってお祝いしたのが始まりといわれています。
柳川雛祭りでは、西鉄柳川駅から旧沖端漁港にかけて、街のあちこちの商店や古民家などで「さげもん」が飾られます。
■柳川藩主立花邸 御花
御花の広間に飾られた雛飾りと「さげもん」は豪華でした。
御花の西洋館にもお雛様が飾られてます。
■ 古民家北島
北島米穀店前の古民家の雛飾りは圧巻です。
玄関から仏間、座敷、縁側までぎっしりと雛人形やさげもんが飾られてました。
雛人形と一緒に飾られる市松人形、
這い人形は、這い這いするようになった我が子を喜び、子供の豊かな成長を願う飾り物
■北原白秋生家
北原白秋は明治18年、酒造業北原家の長男として柳川の沖端で生まれ、上京するまで19年間を柳川で過ごしました。
店の土間、柳川藩御用達の「潮」は、北原白秋が生家を訪ねた与謝野鉄幹らと酌み交わした酒
茶の間、奥が勘定部屋、奥の左が父の部屋
番頭の食事場に飾られたさげもん、中央に置かれた物は白秋のデスマスク
土間に面した板の間は使用人の食事場
奥のお座敷
蔵の前にカラタチの木が植えられてます。
沖端の堀割の両岸に鰻屋が数軒あります。
元和元年(1681年)創業の本吉屋は定休日だったので安政7年(1860年)創業の若松屋にしました。
注文したのは鰻の量が多い「上鰻せいろ蒸し」
ふっくら焼き上がった鰻やしっかり味を含ませたご飯は期待どおり美味しかった😋
いつもの大黒屋の鰻重よりタレが甘辛く、一度は食べてみるものだけど私の好みは江戸前でした。
夜の御花の雛飾り
柳川の夜は御花に泊まりました。