クルーズ4日目は朝8時に長崎港を出て五島列島を巡り博多港に向かいました。


朝7時、長崎は日の出が日本で1番遅い都市

朝食は和食で胃に優しいお粥にしてます。


午前8時に長崎港を出航しました。


巨大な船が小さなタグボートに引かれます。

長崎港の対岸は三菱重工長崎造船所

1905年に建設された第三船渠は世界遺産に指定

建造中のステルス護衛艦が見えるけど、こんな写真を撮ると中国ではスパイにされる?


やがて前方に女神大橋が見えてきました。


女神大橋の桁下は海面から65m、高さ40mの飛鳥IIは楽々通過です。


女神大橋を過ぎると隠れキリシタン「殉教の島」高鉾島が現れたます。

殉教の島の対岸の岬にカトリック神ノ島教会と岬のマリア像が見えました。


長崎湾を出た飛鳥IIは軍艦島沖に向かいます。

長崎港の入港前は遠くに霞んで見えた軍艦島、
五島列島に向かう飛鳥IIは軍艦島の近くを航行してくれました。


出炭の最盛期は狭い島内に8,000人もの人が密集して暮らした軍艦島は今は無人島、近代的なアパート群はコンクリートの廃墟になってます。

朝日の中にシルエットが浮かぶ軍艦島に朽ち果てるものの美しさを感じました。


軍艦島を過ぎるとしばらくは島影の見えない大海原を行きます。


終日航海の2日目と五島列島クルーズの4日目は波が静かな時間に屋上の露天風呂に浸かりました。

大海原を眺めて♨️温泉気分は格別です。

※露天風呂の写真はパンフより借用しました。



五島列島巡りの島解説は、長崎港から乗船した離島経済新聞社代表理事で、有人離島専門紙ritokei統括編集者鯨本(いさもと)あつこさんです。

五島列島の島影が見えるまで、五島列島のあれこれを解説してくれました。


たっぷり解説してくれたのはグルメ情報😋


豊かな漁場に囲まれた五島列島、上五島の郷土料理が箱フグの味噌焼「かっとっぽ」


五島列島で栽培される「ごと芋」が、史上初3年連続「日本一の安納芋」に選ばれました。


缶チューハイ氷結を作ったチームが脱サラし福江島の小さな集落で始めた五島つばき蒸留所、この蒸留所が世に出すクラフトジンがGOTOJIN



長崎港を出た時は青空でしたが五島列島に近づく頃には今にも雨か降りそうな曇空になりました。


最初に見えてきたのが黄島、後方にうっすらと福江島が見えます。

福江島は五島列島最大の島、福江島の西端にある大瀬崎灯台は光度200万カンデラ、44km先まで届く日本最大級の灯台です。

朝ドラ「舞いあがれ!」の舞台になりました。


嵯峨ノ島はかつては流人の島、島の名前の京都嵯峨野に由来すると伝わります。

カトリック教会と念仏踊り「オーモンデー」が共存する島、過疎の島では踊り手が減少。


久賀島は明治維新後に「大島崩れ」というキリシタン弾圧があった祈りの島

明治元年にこの島の隠れキリシタンが大浦天主堂に出向き、寺社の護符を焼き公然とキリシタンを名乗ったため、隠れキリシタンを黙認していた藩から大弾圧を受け、これがキリスト教公認のきっかけとなりました。


奈留島にある奈留高校の愛唱歌は荒井由美作曲の「瞳を閉じて」

深夜ラジオ番組に届いた奈留島の女子高生からのリクエスト「私たちの校歌が欲しい」からこの曲が誕生しました。


クルーズ最後の夜のディナーはイタリアン🇮🇹、船内に連泊するのでフレンチ🇫🇷や和食🇯🇵と日替りで目先を変えてます。


ギャラクシーラウンジは京劇の第二夜、

「西遊記より孫悟空vs白骨精」の上演です。


妖怪白骨精に食べられそうになる三蔵法師を悟空が護るお決まりのストーリーです。

※上演中の撮影は不可、船室のモニターの画像


春節の長崎を旅するクルーズを盛り上げる日本人に馴染みのある京劇上演でした。

最後の舞台挨拶の出演者たち、2日前の京劇ワークショップで素顔と所作を見てるので親しみを感じました。

白骨精役は女優、中性的な三蔵法師役は女形


京劇のあとはラウンジの生演奏を聴きながら、

クルーズ最後の夜を惜しみました。


クルーズ5日目朝、雨の博多港に入港です。

横浜港を出て九州を一周し横浜に戻る7泊8日のクルーズの前半の博多までの乗船でした。


この日、博多港で下船したのは約90名、

大部分の乗客はこのあと別府や鹿児島に寄港して横浜港に戻ります。