うみのホテルを出て、逗子葉山駅から京急線で三崎口駅、バスで城ヶ島に向かいました。


バスは三崎港を経由して城ヶ島大橋を渡ります。

水仙が咲く城ヶ島公園は終点の一つ手前の白秋碑前バス停が最寄りです。

関東地方の太平洋を望む暖かい丘陵地に水仙の名所が何ヶ所がありますが城ヶ島公園もその一つ。


松並木の緑と水仙の白が美しい遊歩道の先に明るい芝生の広場と太平洋が広がります。

城ヶ島公園の展望台からの眺め、

大海原が広がり伊豆大島が霞んで見えました。

城ヶ島のいろんな場所から富士山が見えます。

断崖下の岩場、風のない静かな海のウネリが岩場に近づくと白波となり波飛沫が上がります。

初めて訪ねた城ヶ島、これまで城ヶ島に抱いていたイメージは北原白秋「城ヶ島の雨」に歌われた利休鼠の雨の陰鬱な風景でした。


明るい日差しと透明な海水は南国の島の思い出と重なり、これまでの薄暗い城ヶ島のイメージがいっぺんに吹き飛びました。


展望台から東側を眺めると、三浦半島の最南端の断崖の向こうに房総半島が見えます。

城ヶ島の東端にあるとんがり帽子の安房崎灯台

旧安房崎灯台は更に東の岩場にありましたが、

2代目安房崎灯台は高台に建替えられました。

城ヶ島東端の安房崎灯台から西端の城ヶ島灯台までは約2km、太平洋の眺めがいいハイキングコースを城ヶ島灯台まで歩くことにしました。

城ヶ島公園駐車場の近くに城ヶ島灯台に続くハイキングコースの入口があります。


少し歩くと「ウミウ展望台」があります。


海に突き出た断崖がウミウの生息地、冬に飛来したウミウが羽を休め越冬する場所です。

この時間、ウミウの姿はありませんでした。


次に見えて来るのが景勝地「馬の背洞門」

ハイキングコースの途中から「馬の背洞門」に続く坂道と急な階段があり、最後の場所は手摺がなく、這うようにして岩場に下りました。

城ヶ島中央の南端にある「馬の背洞窟」は、

長い年月かけて海に侵食された海蝕洞穴です。


ハイキングコースには大海原を眺める場所が何ヶ所かあるので、1.5kmほどの道も飽きません。

ハイキングコースの終点近くからまた富士山が姿を見せました。


まもなく城ヶ島灯台下に到着です。

冷たい風もなく暖かい日差しを浴びて、

城ヶ島の東端安房崎灯台から西端城ヶ島灯台まで太平洋を望むハイキングコースを歩きました。



《城ヶ島ネコ歩き🐈》

城ヶ島はネコの島ではないけど、水仙が咲く城ヶ島公園あたりや釣り人の多い城ヶ島灯台近くにネコが日向ぼっこしてるのを見かけました。

駐車場のバイクのシートで気持ち良さそうにウトウトしているネコちゃん。


人を気にしないネコ、人懐こいネコ、お行儀のいいネコ、城ヶ島はネコに優しい島なのかな?