奈良ホテル2泊目の朝食は洋食にしました。

ジュースはオレンジ、パンはフレンチトースト

卵料理はエッグベネディクト、ホット珈琲


奈良ホテルの朝はちょっと気取ってスパークリングワインシャンパン

クラシックホテルの洋朝食にご機嫌です😋

上段はシリアルとミルク、ヨーグルト

下段はサラダとドレッシング、フルーツ

バケットのフレンチトーストはボリューム満点

エッグベネディクト奈良ホテルスタイルはタルタルソースに刻み奈良漬、意外とイケました。



ホテルをチェックアウトして、ホテルのシャトルバスでJR奈良駅まで送ってもらいました。


奈良駅から桜井線(万葉まほろば線)で桜井駅へ、手前の三輪駅で「山の辺の道」歩きの人達がほとんど下車しました。

三輪駅で近鉄大阪線の快速に乗り榛原駅へ、


冬の奈良の旅3日目は宇陀松山を訪ねます。


奈良県には重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)に指定された古い街並みが残る町、橿原市今井町・宇陀市松山・五條市五條新町があります。


今井町は3年前に訪ねたので今回は宇陀市松山を訪ねることにしました。


榛原駅からバスで大宇陀に向かいます。


榛原駅と大宇陀を結ぶバスは1時間に1本、帰りの榛原駅行のダイヤを確認して街歩きスタート。


宇陀松山の街歩き前の元気なうちに標高473mの宇陀松山城址に登りました。


宇陀松山城は大坂夏の陣の後、城主福島高晴(福島正則の弟)が大坂方に内通したと嫌疑がかけられ改易され、宇陀松山城は廃城となりました。


この時、宇陀松山城の破壊・城割の命を受けたのが小堀遠州でした。


麓から山頂の城址までの距離は600m、200mほど登ると数日前に降った雪が残ってました。

破壊された廃城ですが山頂の城址には石垣の一部が残ってました。


本丸のあった山頂は平坦で雪が残ってます。

本丸跡から南側を見ると大峰山など紀伊の山並が連なり、周囲の山々が良く見える城址でした。


宇陀松山城址から麓に降り、歴史的な建物が残る宇陀松山の街並みを歩きました。


宇陀松山の北西に江戸時代初期に建てられた「松山西口関門」が現存し、大手筋の先に春日門跡の石垣が残ってました。

春日門の上は武家屋敷のエリア、下は町人の家屋が並ぶエリアでした。


福島氏が改易され宇陀松山城が廃城となった後は幕府領となった宇陀松山は薬商を中心の商家まちとして栄えました。

大きな薬問屋に掲げられた唐破風付看板

宇陀松山の大通りに流れる水路「前川」は歴史的な並みを特徴ある景観に形作ってます。

この水路は町の南側で宇陀川から取水され、町の北側で宇陀川に注ぎます。


森野旧薬草園は享保14年(1792年)に11代当主森野藤助が自宅の裏山に開いた日本最古の薬園、

吉野葛を商う森野葛本舗裏に薬園があります。

吉野葛の作業場を通って裏山の石段を登ります。

薬園には約250種類の薬草木が栽培されてます。

吉野葛の晒し場の脇にある資料館には薬草木に関する貴重な資料が展示されてました。


「松山本草」全十巻は、森野藤助が写生・彩色した約1,000種類の薬草や動物が精密に描かれた大変貴重な動植物図鑑です。



宇陀松山でも古民家カフェでランチ、囲炉裏の傍で熱々の鍋焼にゅうめんを食べました。

宇陀松山の南側の酒蔵通りには2軒の酒蔵「芳村酒造」と「久保本家酒造」があります。

久保本家酒造は大宇陀バス停が見える道路沿に酒蔵カフェを開いてました。

久保本家酒造の酒蔵を眺めて、1時間に1本のバスを利き酒しながら待ちました😋


大和路紀行はこれでおしまい、3日間ともお天気に恵まれ思い出深い旅でした。