谷中の小さな音楽ホールで開催される友人のコンサートに招待されたので、

久しぶりに谷中界隈を歩きました。


JR日暮里駅から歩いて数分の所に「夕やけだんだん」があり、階段を下ると「谷中ぎんざ」

平日でも谷中ぎんざは賑わっており、ここも外国人観光客の姿が目立ちました。


コンサートの開演は午後2時、その前に谷中でお昼を食べることにしました。


訪ねたのはHAGI CAFE、1955年築の木造アパート萩荘をリノベーションしたHAGISOは小さな文化複合施設、アートギャラリーHAGI ARTや日替わりサロンなどもあります。

HAGISO入口近くのカウンター席に座り、

前回はサバサンドを食べたので、今回は「今週のランチ」のカレーセットにしました。

秋野菜とアサリのグリーンカレー、ミニサラダとドリンクが付きます。

選べるドリンクはミニビールにしました。


HAGISOの目の前が岡倉天心記念公園、

この場所に岡倉天心旧居と前期日本美術院がありました、公園内の六角堂には岡倉天心坐像。

ランチの後も谷中ぎんざをぶらぶら、開演まで時間があったので「角打ち」をやってる越後屋酒店に立ち寄りました。


酒屋の一角で立ち飲みができますが、ここは店の前でも一杯できます。

谷中ぎんざの「角打ち」は酒の肴に商店街で買ったお惣菜の持ち込みOKでした☺️


コンサート会場は「よみせ通り」の先です。

途中の花屋で花束を作ってもらいました。

※この花屋さん11月3日のガイアの夜明けにチラッと登場しました。

豪華な花束が3,500円、◯◯花壇の半額です。

コンサート会場はよみせ通りの西日暮里側の入口にある「谷中音楽ホール」

ピアノが置かれた舞台と折り畳み椅子が40脚ほど並べられた小さなホールでした。


3つ年上の友人はハワイヤンをやってましたが、10年前から声楽教室に通い始めて『喉を基礎から鍛え直した』とのこと(先生談)


一緒にカラオケに行ってた頃よりさらに歌唱に磨きがかかり、声量も豊かになってました。


5年前から毎年コンサートを開催しています。


私が介護してたので案内は遠慮されてましたが、今回が最後のコンサートになるかも知れないので招待状を送ってくれました。

10年ぶりにお会いした友人は体調を崩されてめっきり老けられてました。


足元もおぼつかないこの日の友人ですが、舞台に立つと背筋がすっと伸び、最初の曲オンブラ・マイ・フを声量豊かに歌い出しました👏

ピアノはジュゼッペ・ディ・ステファーノ来日公演でも伴奏されたプロの方。

この日のコンサートは21曲、うち15曲をバリトンの友人がソロで歌い、他の5曲は声楽教室の先生とソプラノ2人が歌います。

お茶目な友人は「にほんの秋のうた」ではサトーハチロー愛用の毛糸帽子、童謡「熊シリーズ」では可愛い熊クマの被り物、「フィガロの結婚」のアリア『もう飛ぶまいぞ、この蝶々』を歌う時はなんとカツラ姿の伯爵になりました😆

ちなみに声楽教室を主宰する先生は、風貌も話し方もふじ子・ヘミングにそっくりでした🤭


アンコールは3曲用意されてました。

お元気で来年もコンサートを開催されますよう、皆んなで励ましてお開きになりました。


還暦前に奥様を亡くされた友人は先日23回忌を済まされたとのこと「お一人様」の大先輩です。


友人は音楽だけでなく絵画にも打ち込む才人、

現役時代は彼の会社(私のライバル会社😅)の社内展には欠かさず出かけました。


コンサート会場のピアノの脇には最近の作品

彼の展覧会で気に入って無理に頼んで譲ってもらった静止画は時々リビングに飾ってます。