大津は今年3回目の訪問、箱根本箱の姉妹ホテル「講大津百町」の居心地の良さとノスタルジックな大津百町に惹かれました。


前回は大津祭見物に京都から琵琶湖疏水を遡って大津に入りました。


今回は快晴の朝、新幹線で京都に向かいJR琵琶湖線で大津に入りました。

今回の大津訪問は食べ歩きの旅😋


大津祭りの時に訪ねた割烹2店の再訪と

ちょっと気になった2店の新規開拓です。


前回ディナーで訪ねた割烹「佳山」のランチから食べ歩きスタートです。


■ 佳山

佳山は関蝉丸神社下社の鳥居前

最寄り駅はJR大津駅です。

京阪電車の線路際の店内は電車が通る度にガード下のような音がします。

古民家をリノベした佳山は、1階にカウンター5席、2階にテーブル席6席の小さな店です。


琵琶湖氷魚 蕪短冊 菊菜 ジュレ

氷魚とは鮎の稚魚、氷魚漁は琵琶湖の冬の風物、体が氷のように透き通ったことから氷魚と呼ばれ、5月頃には小鮎になります。


平目昆布〆 おろしあえ


椀は牡蠣真状 かき菜 布袋占地

相生の牡蠣とのこと


鰤大根

鰤の焼き目の香ばしい


鱈味噌漬


ご飯のお菜は目の前で焼かれた出汁巻玉子

土鍋で炊かれたご飯が美味しい


デザートは苺とみかんのジュレ

佳山のランチは美味しくてお値段はリーズナブル、お得意感満載のランチでした。



■講大津百町

佳山から講大津百町レセプション棟「近江屋」まで歩いて10分ほど、

前回は三軒先の茶屋に泊まりましたが、今回は近江屋の2階に泊まりました。

古民家の屋根裏の太い梁がそのまま、天井が高い居心地のいい空間です。



■割烹 成

一日目のディナーは美味しい魚が食べられる店を講のスタッフに紹介してもらいました。

「成」は懐石コースではなく、お品書きに書かれた魚を好きな料理法で注文します。


お品書きに値段がないのでドキドキ💓


まずはお通し、お酒は大津の酒「浅茅生」

鯛の子、慈姑、堀川牛蒡、京人参


生まれ初めて食べる琵琶湖名物鮒寿司😅

添えられた飯(いい)が酒に合う

※飯(いい)は乳酸発酵した米飯

※成の鮒寿司はマイルドな品😇、鮒寿司が全てこんなに優しくなく要注意とのこと😎


ぐじ塩焼き 酢橘 金柑

京都に来たら「若狭ぐじ」ですが、大津でもやっぱり食べたい魚は「若狭ぐじ」


「成」には間人こっぺ蟹がありました。

間人(たいざ)ガニは日本海で獲れる松葉蟹のうち京丹後の間人港に上がる「幻の蟹」


金沢では香箱蟹と呼ばれる松葉ガニの雌は、京丹後ではこっぺ蟹と呼ばれます。


濃厚なミソや内子、プチプチ外子がたっぷりのこっぺ蟹は漁の期間が限られており、

今しか食べられないまさに「幻の蟹」です。


二人客には一杯をシェアして出されますが、

一人客の私はまるまる一杯を堪能しました。


ちなみに「成」のご主人は京丹後のご出身とのことです。


最後に琵琶湖氷魚を出してくれました。

スジエビやモロコの稚魚も混じり琵琶湖八珍のうち三珍が揃いました🤣


「近江屋」に戻るとラウンジではハッピーアワーが続いてました。

「成」の余韻が残る今宵は地酒で軽くナイトキャップ、出迎えてくれた講の宿直スタッフと今夜のディナーの戦果を語りました。

一日の疲れとアルコールを流して、気持ちの良いベッドでぐっすり休みました。