角館はいつか訪ねたいと思ってました。
青森のねぶた祭りと秋田の竿燈まつりを巡るツアーに角館も訪ねるコースがありました。
東北夏祭りツアーの最終日は、
秋田から角館、田沢湖をバスで巡り、
盛岡駅から東北新幹線で帰京します。
朝早い出発だったので、私たちのツアーが角館一番乗りでした。
朝の角館の武家屋敷通りは人影もなく静かな佇まいでした。
武家屋敷の黒塀と枝垂れ桜が続くおもってたより広い通りでした。
現在、6軒の武家屋敷が見学できます。
武家屋敷「岩橋家」
岩橋家は蘆名家重臣で蘆名家断絶後は角館支配となった佐竹北家に仕え廃藩置県を迎えます。
武家屋敷「小野田家」
小野田家も蘆名家重臣で蘆名家断絶後は佐竹北家に仕える。
現在の家屋は明治24年の建築、四室で構成された主屋は角館武家屋敷の典型的な造り。
武家屋敷「青柳家」
青柳家も蘆名家譜代で後に佐竹北家に仕えました。
格式高い薬医門や白壁の武器庫が表通りから眺められます。
青柳家は角館武家屋敷では一番規模が大きく、屋敷内は「角館歴史村」として当時の武士の生活を忍ばせる品々が展示されてます。
大木の多い武家屋敷通りでも一際高い樅の巨木は石黒家の庭にありました。
石黒家の建物は現存する武家屋敷では最も古いものです。
武家屋敷「石黒家」
石黒家は佐竹北家の用人を勤めた家柄
主屋の正玄関、この玄関を使うのは上位か同格の武士、下位の武士は脇玄関を使います。
この家の主人はこちら側の玄関から出入りしますが、家族や使用人は脇の通用口を使います。
石黒家の武家屋敷は唯一現在も住居として使われてます。
主人の居間と書斎です。
書斎には鍵が掛かる箪笥が置かれており、金庫代わりに使われていたとのこと。
庭園の眺めのよい座敷はこの家で一番格式の高い部屋
この畳の敷き方は、身分の違いにより違う座り場所を示しています。
欄間には凝った透かし彫りが施されてます。
欄間の透かし模様が白壁に影を落としています。
土蔵の中は展示室になってました。
石黒家御当主の甲冑、維新の秋田戦争ではこね甲冑を身に着けたのでしょうか?
秋田は新政府軍に加わり、奥羽列藩同盟の庄内藩兵と角館南方で対峙しましたが、角館はなんとか戦火を免れました。
角館の滞在は40分間、慌しく角館を後にしてバスは田沢湖に向かいました。
田沢湖での滞在時間はなんと10分、トイレ休憩にもなりません。
田沢湖の景色と湖畔の辰子像を写すだけの観光にバスで約1時間の寄道をしました😤
辰子姫の伝説
美しさと若さを永久に保ちたいと願い、清い泉を飲み干した辰子は大きな龍となり、田沢湖底深く沈んでよきました。
金ピカの辰子像は西洋の神話に出てきそうなお姿で伝説のイメージとちょっと違う感じです。
世界三大ガッカリ名所といえば😢
シンガポールのマーライオン
ブリュッセルの小便小僧
コペンハーゲンの人魚姫
美しい人魚姫像の背景は武骨な港湾風景
竜子像の背景は田沢湖の大自然、
ガッカリせずに美しい田沢湖の景色を楽しみましょう🤣