東京都内の紅葉の名所九品仏浄真寺を訪ねました。


自宅から始発バスに乗り午前7時に九品仏浄真寺の門前に到着。

早朝の浄真寺の境内は人も疎らです。
境内の紅葉はようやく色づき始めました。
本堂横の都天然記念物「九品仏のイチョウ」は樹齢700年以上の古木です。

手前から下品堂、上品堂、中品堂
このあたりの楓はまだ緑でした。
紅葉🍁の見頃はもう少し先の九品仏浄真寺を後にして等々力渓谷に向けて歩きました。

いつもは等々力駅で降りてゴルフ橋から渓谷に下りますが、この日は反対側の等々力不動尊から渓谷に入りました。
等々力不動尊は滝轟山明王院という真言宗智山派の寺院、開創は平安時代末期です。
境内の色づいた銀杏も見頃ですが、見晴らし舞台から眺める日本庭園の紅葉は見事です。
見晴らし舞台からの眺め、春の桜も美しかったけど晩秋の紅葉が勝ります。
庭園に降りて紅葉の中を散策しました。
見晴らし舞台下の急な石段を降ります。
石段下の稲荷大明神の前に断崖の竜の口から二筋の水が落ちる不動滝があります。
滝と言うより国分寺断線から染み出した湧水といった水量です。

この滝の轟く音が等々力の名となった伝説がありますが、不動滝の水量からは俄かに信じがたい話です。

不動滝前の利剣橋を渡ると椿の花の向こうに小さなお堂がありました。
稚児大師御影堂、幼少期の弘法大師の坐像が祀られてました。

御影堂は弘法大師御生誕千二百年の記念に建立されました。

しばらく渓谷を歩くと右手に等々力渓谷横穴墓群がありますが、
左手の急斜面にある玉川野毛公園への階段を登りました。

国分寺崖線の上野毛から尾山台までの高台に野毛古墳群が点在します。
その中での最大が野毛大塚古墳です。
全長82m直径66m高さ11mの全国有数の帆立貝式古墳です。

玉川野毛公園から環八沿いに戻り、橋の袂の急な階段から渓谷に降りました。
早朝の等々力渓谷は人も疎らです。

少し歩くと赤いアーチのゴルフ橋が見えてきました。
いつもなら等々力駅で下車して、ゴルフ橋の横から等々力渓谷に入ります。

等々力駅前の茅葺き屋根は鈴木家住宅穀倉

この日歩いたのは九品仏駅から等々力駅まで等々力渓谷や野毛大塚古墳も訪ねて約4km
始発バスで家を出たので朝食は九品仏と等々力の中間、環八沿のロイヤルホスト
ダブル目玉焼きの朝食セットと珈琲のフリードリンク

まわりの客席はシニアだらけ、早朝のファミレスはどこもシニアの朝食堂です。