先日、立花隆氏の訃報に接しました。

少し年上ですが同時代を共にした方がまた一人世を去ったという思いに沈みます。


最初に立花隆氏の名前を知ったのは「田中角栄研究」昭和49年のこと。


一介の若いジャーナリストが時の最高権利者を引きずり下ろす様に目を見はりました。


その数年前まで大学紛争や社会闘争で若者が権力に立ち向かい、ことごとく打ち砕かれて無力感と政治離れが漂った時代でした。 



田村正和氏の訃報は人気俳優がこの世を去ったという喪失感より、

70代後半の死は早死ではなく年相応という現実を思い知らされました。



俳優の綿引勝彦氏は私と同じ歳、誕生日も近い彼が75歳で世を去りました。


鬼平犯科帳の密偵"大滝の五郎蔵"は彼らしい役柄だったと思います。


この2年間は癌と闘い最後は自宅と信州の山小屋で療養し静に旅立ちの日を迎えました。



一番辛いのは同世代、同じ歳の訃報です。


そしてその訃報は早すぎないと受けとめられる年代になったという事でしょうか。



自分はまだ60代のような気分でいるし、歳より若く見られる自分に自惚れも感じます。


気持ちは若くしていても少しずつ体力の衰えを感じる自分に、

同世代の訃報は辛く感じます。


でも残された人生を大切に自分らしく過ごせばいいんだよ、

彼らの訃報をそんな優しい言葉として受け取ってもいいのかな。



梅雨空の散歩道にはもう向日葵が大輪を開いてました。

🌻あなたのように明るい未来☀️を見つめて