山手の街歩きシリーズは、港の見える丘公園の南側にある「霧笛橋」からスタートします。

霧笛橋の上から見えるこちらの建物は、

県立神奈川近代文学館です。

ガラス張りのコーナーは Untei cafe、

先日、駒場の日本近代文学館のカフェBUNDANを訪ねたので次回はこのカフェに行こうかな。


霧笛橋からベイブリッジがよく見えます。

反対側にはユニークな外観の建物が見えます。
横浜に生まれ終生横浜を愛し、「鞍馬天狗」の作家として知られる大仏次郎の記念館です。

ホテルニューグランド本館のマッカーサーズスイートの隣が「天狗の間」、大仏次郎が「鞍馬天狗」の執筆に籠った客室です。
大仏次郎が開花期の横浜元町を舞台に書いた小説「霧笛」から、県立神奈川近代文学館と大仏次郎記念館を結ぶ橋の名前を霧笛橋と付けました。

大仏次郎記念館の前には、港のみえる丘公園のイングリッシュローズガーデンがあります。
四季の薔薇が咲く英国庭園に隣接して山手西洋館の一つイギリス館があります。

■イギリス館
昭和12年(1937年)に英国総領事公邸として建築されました。
現在は横浜市が所有し、横浜市民が会議やコンサートに利用できます。建物内は撮影不可。
玄関横にはジョージ6世の紋章
ジョージ6世はエリザベス2世の父君、
「英国王のスピーチ」の主人公、チャーチル首相と共にナチスドイツと戦う英国民を鼓舞しました。
イギリス館南側の薔薇庭園前にある噴水広場

この噴水を挟んで山手111番館があります。


■山手111番館

大正14年(1926年)アメリカ人J.E.ラフィン氏の住宅として建てられました。

スパニッシュ風の赤瓦と白壁の美しい建物、
北海の少し暗さを感じるイギリス館と対照的に地中海の明るさを醸し出しています。
館内を見学した後、左手の階段を降りて下階のカフェ・ローズに入りました。

ゆったりとしたサロン風の客席とローズガーデンを一望するテラス席。

テラスは寒いので窓側の席でお茶しました。
抹茶のモンブランはポットでサーブされたアールグレイでいただきました。

午前の早い時間、お天気も悪かったので、いつも混んでるカフェ・ローズを一人占めしました。


山手西洋館巡りは、カフェタイムも取ってゆっくり回りたいと思います。