県内のお籠り宿を訪ねる「マイクロツーリズム」
第3弾は湯河原温泉にある「おやど瑞月」
湯河原温泉街が眼下に眺める、桜山の中腹に佇む全5室の小さな隠れ家のような温泉宿です。
お料理がとても美味しいとの評判と、
他の泊り客とほとんど顔を合わさない小さな宿なので、訪ねてみることにしました。
そこから宿まではかなり急な坂道なので、行きは湯河原駅からタクシーに乗りました。
急な坂道の途中に宿の数寄屋門があります。
門を潜ると瑞月の暖簾の玄関が見えます。
小さな旅館ですがゆったりした玄関ロビー
チェクイン手続きはフロントでした。
広縁の椅子に座ると深い山々に囲まれた湯河原温泉街が眼下に見えます。
典型的な日本旅館の造りですが、部屋にお籠りする私にはゆったり座れる椅子が欲しいです。
※椅子のサイズはそう違いませんが、ふきや旅館の広縁の北欧椅子は最高でした。
ダイニングでいただく朝食以外は客室とお風呂だけのお籠りでした。
全5室のこの宿は、客室にはお風呂がなく、
男女別の大浴場・露天風呂しかありません。
※客室露天風呂か見晴らしのよい展望風呂でなければ、客室のお風呂はほとんど使いません。
大浴場前のお休み処
ポットにはよく冷えたレモン水。
男湯脱衣室の洗面コーナー
源泉かけ流しの大浴場、外は露天風呂
チェックイン直後に他の泊り客の姿がありましたが、5回の入浴のうち4回は貸切状態でした。
大きな伊豆石の湯船には湯垢やぬめりがなく、よく清掃されていることが分かります。
小さな宿なので洗い場もコンパクトです。
ほどよい大きさの岩の露天風呂
内風呂は熱めですが露天風呂はやや温め、長湯を楽しめました。
露天風呂は明るく開放的でとても清潔でした。
夜の露天風呂も風情があります。
蚊取線香を焚いているので虫は来ません。
部屋での夕食が片付くとテーブルを移動させて布団を敷いてくれます。
布団からの起き上がりがきついので、
布団の下のマットを2枚重ねてもらいました。
就寝前にお風呂に入るので浴衣の着替えも届けてもらいました。
余計なお願いはしませんが、気持ちよく過ごすためのお願いは遠慮なくやってます。
それに気持ちよく迅速に応えてくれるのがいい宿だと思います。
若い客室係さんにそっと渡した心づけ、
翌朝、女将さんからお礼の言葉がありました。
※部屋食の宿では配膳や部屋の片付けをしてくれる客室係さんに案内された時に心づけをするようにしています。
次回は料理編です。