これはあくまでも私のつぶやきとして書こうと思いました。
美容業界に携わって30年以上になるといろいろな経験をするものです。
それは美容に携わる側とお客様サイド、与える側と受ける側ということですが
今回はお客様が受けた心の傷について書きたいと思います。
1ヶ月ほど前、あるお客様から1本のお電話をいただきました。
アートメイクについて、
『他店で施術をしたのですがそちらで直していただいてもよろしいでしょうか?』
ちょうど日本出張に行く直前だったので、1ヶ月ほど待って頂ければという事で
今日のご予約を頂いていました。
在住歴の長い上品なご婦人でした。
1年程前に他店でしたアートメイクの長さを足して欲しいとの事、
綺麗に仕上がっていたので長さを足すのは簡単な事です。
施術の前に足りない長さを描き足してお見せすると
目を潤ませて『出来るんですね。』と。。。
何故そんな事をおっしゃるのかとたずねると
技術者に『皺があるのでその長さには出来ません。』と言われたそう。
その言葉がショックで無料のリタッチにも行かなかったそうです。
アートメイクはどこに行っても同じ思いをするのではと、怖かったそうです。
これを技術者側から見ると、
自分の作品を作り上げる訳ですから、
お客様の骨格や雰囲気を見て素敵に見える眉の形を提供したいと考えます。
そのためのカウンセリングをし、お客様に納得していただいた上で施術に入るのです。
たまに、どう見ても変な形って事もあるのです。特にそういう場合はじっくりお話をして
似合う眉の形とお好みの形を融合させるのがプロなのです。
今回の場合、『皺が。。。。』と言う失礼な言い方はなかったのかもしれませんが
お客様にはそのようなニュアンスで伝わり、心に傷を負わせてしまった事実は消せないのです。
もうちょっとお客様サイドの気持ちを考えた接客であれば私のところへは来ずに大事なリピーター様になっていたはずです。
技術が良くても人は心で感じ動くものです。
同業者としてのつぶやきでした。