私が思うには、

ご主人は朝起きても疲れが
残っていて、

スッキリ感がないような感じ
なのですが、
いかがですかと聞くと

「そうですね、そんな気が
します。

以前はあーよく寝たなんて言って機嫌よく起きてきましたが、

最近は何か憂鬱そうです。」

もう一つ、これは大事な視点ですのでと前置きをして


「最近ご主人の好きな食べ物や嫌いな食べ物が変わったと思いませんか?」

T子さんがアッ!と声を上げて
「おっしゃる通り、

今まで毎日のように食べていた納豆をほとんど手をつけなく
なりました。

ハムやベーコンがあまり好き
じゃないと言っていながら今は食べています。」

「ありがとう。よく気づいて
くれました。
なんとなくなのですが、
彼の中で何かが起きています。

それは何かは本人と話し合ってみなければ分かりません。
早急にこちらに来てもらい
ましょう。」

T子さんが
「私には、さっぱり主人に何が起きているのかわかりません。

和氣さんには
お分かりになったのですか?」

と、すがるような目をして
尋ねられ

「はっきりわかったことが1つ
あります、

彼が奥さんを嫌いになったの
ではない、

これは間違いありません。」

私に会いに来た時は、

少し青ざめた顔色だったのが
ピンクがかかった色に変わり
帰っていきました。

翌日、早速M君が、神妙な顔で
ってきて

「先輩、お世話をかけます。
家内がお世話になりありがとうございました。

T子と話が昨夜できて感謝して
います。」

M君はスリムなタイプが、
それを通り越して、

痩せすぎになっていました。

M君に何があったのかを話す
ようにと促すと

「最近よく眠れずに、

夜中によく夢を見るようになりました。

夢の内容はいつも同じで髪を
振り乱し、お面をかぶり、

丈の長い着物なのか、
長袴を履いているのかわからないのですが、

着物をズルズル引きずりながら私を追いかけてくるのです。

その薄汚れた色ざめした、、、
つづく






真心のささやきを貴方へ❤️