祈りのルーツは音であると

考えます。


大自然の中の音は、
小鳥のさえずり、
虫達の声、
風にそよいで木と木の触れる音。

木の間を通る風の音、

雨が地面を叩く音。

雨粒がポタポタと落ちる音、

強風の暴れる音、

鳥獣達の発する咆哮ほうこう。


川の流れる音、

海の荒れ狂う波の豪音、

寄せては返す波のささやきなどに加えて、

天空には人間の聴覚では捉え
きれないほどの音色があます。


天才モーツアルトの楽譜には
書き直しがなく、

そのことの質問に対してモーツァルトは

「私は天空にある妙なる音を
ただ書き写しているだけ

だから訂正などはないのです。」


と答えています。

大地にも大小いろいろな音が
あります。

地球の中心には個体の鉄と
ニッケルがあり、

その周りをドロドロとした液体の鉄とニッケルがあって、

5,000度を超える高温になって
います。

マグマは岩石の混合物で
マントル内で形成され、


火山の噴火や新しい岩石を
作り出すなどの地質活動を
しています。

地中で活発な活動が行われて
いるのに全く何も聞こえない
はずはなく、

人の聴覚の範囲を上にも下にも越えたところの音を出しているはずです。


大地の音が大音量になったら
地殻変動が起きていることに
なりますから大変です。

まだ伝達手段に言葉を使って
いなかった段階では音を使って何かをつたえていました。


ドンドンと足踏みをしたら危険の合図、

危険が去ったら鳥の鳴き声などのように音を用いていました。


鳥の鳴き声や小梢こずえのささやくような音などが音楽となって
いき、

やがてその一部が言葉に
変換されるようになったと
思います。

部落が危機に瀕した際は危険から逃れるため、

全員で声を出し命乞いをしたと思います。

祈りの原点です。






真心のささやきを貴方へ❤️