1月17日




B.A機体の最後部のシートに
やっとおさまって、

ぐっすり寝込んだみどりの
顔を見ながら一つ大きな
気づきがありました。



私達4人はとても幸運な旅を
続けられたのだと言うことは


4人は神霊祖に守られ、


人生を歩めているのだと





多分ANAは満席に近い状態で、M.カトーさんのご配慮が

あったにしても
4人で7席を使用できなかった
のではないか、

B.Aの客室を見渡すと、
8割程度の搭乗率に見えました。


斉木さんの高価な腕時計や
明子さんの宝石類がトランク
に入っていなかったとしたら


気軽に
予定されていたANAの機体に
乗り込んでいたら


もう一泊とディナーと朝食、
M.カトーさんの懇切丁寧な
対応と

顧客の不信感を超えて
信頼感を抱かせる問題解決の
見事な手際に出会えなかった
でしょう。


斉木さんにしても私にしても
社会的に見て

一般的庶民とは言えない
レベルで生まれて来ています。


相手の出方一つでは問題が
こじれる可能性はあった
わけです。

もし航空会社が不誠実な
対応をとったとしたら


荷物が
紛失の場合の損害賠償は
数千万にのぼったでしょうが、


今回のように無事に荷物が
半日遅れで到着しても日本へ
の帰国は、丸一日遅れに
なります。


これによった大きな商談が
流れたり私と斉木さんは
主要なポストに居る関係上、


会議や通常業務に支障を
きたして損害が生じる等も
考えられます。


斉木さんは成田に帰着しても、

長旅でしたので
成田東急ホテルでもう一泊
して疲れを少し取ってから


我々が広島に帰るように
手配してくれてありました。


1日遅れとはいうものの、
当然キャンセル料も
生じますが、


東急ホテル系は斉木さんの
親族の方が経営されている
お蔭で


電話一本で次の日の宿泊予約
に変更できました。


M.カトーさんの旅行者の身
になって問題を解決しようと
した意識と


彼女の顕在意識にあったのか
どうかは分かりませんが、


困っている人を助けたいと
いう情熱を常に持ち続けて
いる人に違いない

のかもしれないと思いました。


B.A機内はとても静かで、
眠くなったら居眠りし、




目が醒めたら映画を見て
3回繰り返しているうちに

日本が近付いて来ました。



みどりの腰も随分と良くなり、

トイレにはシートの頭に
つかまりながら1人で歩いて
行けるようになりました。








3回分の機内食








真心のささやきを貴方へ❤️