12月30日  大雪警報の早暁





12月30日 冬枯れの桜並木🌸


ローズマリーの花





プロローグ 


「この物語はアフターコロナに新しい世界を作る主役、女性に捧げる応援歌です。

スーパーヒロイン、キクシをメインとして日本の歴史を辿って行きます。日本女性の素晴らしさの原点を探ります」






建王子

「実は宝船はそこにいる3人

の男によって転覆させられた

のです。





35人全員が海に投げ出されて

何故かこの5人だけが


巨大鮫の

化身である


海の龍神様に


飲み込んで頂いて命を

救われました。



飲み込まれた時にはもう命は

ないと観念致しましたが

この洞窟まで来て吐き出して

くれました。」




キクシ

「鮫のサム君から建王子様と

甘夫人が巨大鮫の大平さんに

呑み込まれたと聞いた時には

本当に愕きました



私の中ではひょつとしたら

大平さんが助けてくれたかも

知れないという思いも同時に

ありました。



その思いがあったので

今ここに導いてくれて

この場にいるのです。



お二人がご無事で本当に

良かったです。」







甘夫人

「キクシ様、実は宝船を

沈めるように命令をした

のは新羅王のようなのです。




これは由々しき一大事です。




キクシ様が私達を守って

下さったから助かりましたが、



それがなければ私達2人は

海の底に沈んでいました。





ヤマトは張さんに協力して

朝鮮半島の平和に役に立とう

としているのにそれを

排除しようと言う動機が

私には理解できません。




私は断じて新羅王を許せ

ません。」





キクシ

「1人の権力者の邪な野望が

他国や大勢の人々を不幸に

するという、


良い例です。





私達はそんな横暴を許して

はなりません。





このまま引き下がったのでは


大和(大きな平和のヤマト)

の名が泣きます。





さて3人の気の毒な水主(

かこ)達と話しましょう。」





3人の水主達はうつむいた


まま


頭を上げようともしません。





キクシが少し顔を

ほころばせて


「あんな大きな船の転覆

なのに積荷はことごとく

海の底に沈みましたが


人の命は全員守られました。



海の大神様のお蔭です。」



と切り出しました。






それでも顔を上げない

水主達に


「ちょっと聞いていいかな、


誰も死ななかったという事は、あなた達は失敗したことに

なるでしょう。



このまま新羅に帰るとどう

なるのかな、王様が許して

くれるのかしら?」



3人の中の年嵩(としかさ)

の男が「王様は厳しいから

場合によっては命はないかも

しれません。」



と言って肩を落としました。






暫くして



キクシが「だったら

もう巨大鮫に喰われて

ここで3人とも命が無かった

わけでしょう。



一回死んだのだからもう1回

生き直すつもりでヤマトの

国に仕えてみない?」



キクシの言葉に


3人は自分の耳を疑うような

顔をしてキョトンとして


いました。



のちにこの3人が新羅に

キクシのヤマト軍を

手引きをして勝利に導き

ました。




真心のささやきを貴女へ❤️



坂海岸の砂浜



姫つるそば



ひっそり咲く冬の朝顔



和氣先生との対話もご覧になって下さい↓