12月28日  雨上がりの朝 安芸の小富士




12月28日  キンカン



ビオラ



シクラメン




プロローグ 


「この物語はアフターコロナに新しい世界を作る主役、女性に捧げる応援歌です。

スーパーヒロイン、キクシをメインとして日本の歴史を辿って行きます。日本女性の素晴らしさの原点を探ります」





キクシ

「亭さんのお気持ちは良く

分かりました。


私も今回の件は天災ではなく

人が故意的に絡んでいると

思います。





そこで対馬には大綿津見神の

大神様のいらっしゃる竜宮城

があると聞き及んでいます



そこで

海を支配する大神に

お会いすれば今回の事故の

全貌が分かると思います。




竜宮城は島の西側の木坂と

いう場所にあると


サメのサム君が聞き出して

くれたのでこれから竜宮城

に参ります。



亭さんは乗組員達への対処を

お願いします。」




亭さん

「承知致しました。

献上品の大部分は宝船と共に

失われてしまいましたが、

一部護衛船の方にも積み

込まれています。





何がどのぐらいあるかを

調べてキクシ様に御報告

致します。



今後新羅に行くか行かない

かはキクシ様のご決断に

従います。



もう一つ乗組員の聞き取り

をして不審な者がいたか

どうかをつぶさに調べる

つもりです。」




と言って去って行きました。

亭さんの落胆の大きさに



キクシも胸を痛めていました

が思い直して竜宮城へと

向かいました。



金さんが用意をしてくれた



山岳にも強い対州馬





対州馬(たいしゅうば)に

乗ったキクシは魏の国の

烝相(じょうそう)曹操さま

(そうそう)と会った時の

ことを懐かしく思い出し

ながら峠にさしかかった

ところで金さんが戻って

来ました。







「キクシ様、ご無事で何より

です。この先は山一つ越えると

木坂という部落があります。





小さな村で人もあまり住んで

はいませんが神々しさが

あって別世界の感があります。





私の直感では危険は全く感じ

ません。



ですから私は竜宮城の表で

部下と共に控えていた方が

良いのではと思います。」





「了解しました。金さんの

感性は素晴らしいからそれに

従いましょう。



では竜宮城の大きな木が

見えるあたりまで待っていて

下さい。」



と金さんに言い残し大きな

松の木を目指して行くと

粗末な着物を着た痩せた

老人に会いました。



木の枝に若い美しい姫が

座っていると聞いたのに

老人がいるとは思いながら





キクシは目をこらして見ると

その老人は眼光鋭い



大綿津見神に変身しました。

キクシはあっと声を上げて

しまいました。




真心のささやきを貴女へ❤️







和氣先生との対話もご覧になって下さい↓