12月27日  サルビアミクロフィア


ランタナ


南天




プロローグ 


「この物語はアフターコロナに新しい世界を作る主役、女性に捧げる応援歌です。

スーパーヒロイン、キクシをメインとして日本の歴史を辿って行きます。日本女性の素晴らしさの原点を探ります」




キクシは金さんに

「サメのサム君に情報を

もらいました。



この島の西側に木坂という

ところがあって入江になって

いるそうなの。


そこに行くと龍宮城の

入り口があって目標(め

じるし)の大きな木がある

そうなの、


運が良ければ木の枝に美しい

女神様が座っていらっしゃる

そうよ。」



金さん

「私がまず下見をしてき

ましょう。


この島には中型でとても

足が早い馬(対州馬の原種)

が沢山いるそうですから

野生馬でも捕まえて、

一走り行って来ましょう。



キクシ様はとりあえず

ゆっくりと陸路をお進み

下さい。



私の部下の中で腕が立って

心ききたる強者(つわもの)

を護衛にお付け致します。」



と木坂を目指して出発を

しました。


キクシは亭さんが気になり、

竜宮城への出発前に亭さんに

事の次第を話して、



妹の甘夫人の生存に希望

(のぞみ)を持ってもらう

よう気分を励ましました。




キクシは「亭さん、私達は

神や御先祖に見放される

ような行いは全くして

いません。




ですから巨大鮫の大平さんが

何人かを呑み込んだのは何か

理由があるはずです。



何故大平さんがそうしたのか

の理由が分かりませんので、



龍宮城に行って海の支配神で

ある大綿津見の神とお会い

して一部始終を知ろうとして

います。



私は建王子様と甘夫人は

何処かで生きていると感じ

ています。」





亭さん

「キクシ様のお言葉に従って

全てが分かるまでは一切の

希望はすてず、


今後の対応のみに全力を

注ぎます。


まずは水主達(かこたち)を

慰労して一旦はヤマトに

無事帰還する計画をしっかり

立て宝船は失いましたが私の

隊員の大部分は無事でした

ので、


彼等の士気の立て直し

沈没の原因の究明にあたる

所存でございます。」




キクシ

「亭さんのお顔には何か

納得がいっていないと言うか

又は不審な点がおありなの

でしょうか。


私をご覧になるいつもの

目ではなく、


すべてを不審と見做す強い

視線を感じます。」




「キクシ様、その通りです。


積み荷の量や重さには問題が

なかったのに急に船が傾いて

転覆するという、予測不可能

な事が起きました。




その上金さん達の応援が

なかったら私と部下達は

船底で命を落としています。



不審な点がいくつかあります

ので、これを解明するのが

私の責務だと思っています。




今のところ35人のうち30人は

助けられましたが残る5人は

行方不明のままです。


特に建王子様と妹、甘夫人は

心配です。」



キクシ「5人の事は私にお任せ

下さい。」




真心のささやきを貴女へ❤️






昨日の午後の流れ



和氣先生との対話もご覧になって下さい↓