12月26日  早暁の峠島と似島


Lさんの素敵な祈り符




プロローグ 


「この物語はアフターコロナに新しい世界を作る主役、女性に捧げる応援歌です。

スーパーヒロイン、キクシをメインとして日本の歴史を辿って行きます。日本女性の素晴らしさの原点を探ります」



キクシはどうしても

甘夫人が亡くなったとは

思えないのです。





何の根拠もないのですが

何処かで生き長らえている

としか思えないのです。




そこで対馬にあると言われ

ている龍宮城を訪れてみよう

と思い立ち金さんに



「これから龍宮城に行って

みたいのです。



理由は建王子と甘夫人が

巨大鮫の大平さんに喰べ

られてしまったと思えないし、



もう一つの理由は大平さん

と会った時にこの巨大鮫は

海の龍神の化身ではないか

と直感的に思ったのです。





とすると龍神の化身が人間

を食べるはずがないと

金さんは思いませんか?


それを確かめるためにも

龍宮城に行くと何らかの

手掛かりがあるような気が

するのです。」





金さん

「私もこの対馬に龍宮城が

あると聞きおよんでいます。



そのお城には大綿津見の

神様が住んでおられて

広い海全体を取り仕切られて

いるようです。



大綿津見の神様に建王子と

甘夫人の消息を尋ねると

解るかもしれません。



それにキクシ様の仰るように

巨大鮫の大平さんが海の龍神

の化身だとすれば、


大綿津見の神様とは親密な

関係にあるように思えます。





龍宮城の門前には大きな木が

あってその木の枝に座って

豊玉姫という美しいお姫様が

遊んでおられるとも聞いて

います。




大型の魚達は豊玉姫様の

言うことならば何でも

きくんだそうです。」





キクシ

「金さんはお詳しいのですね。では私がまず

サム君とザメさんに龍宮城

が何処にあるか聞いて見て、



もし知らなければこの辺の

海の大型の魚に豊玉姫の

様子を聞きながら龍宮城の

ある場所の情報を聞き出して

みましょう。」



早速キクシはサム君と

ザメさんと取り決めた合図を

して話しました。サム君は


「対馬は俺達の活動範囲では

ないので分からないが、

同族のサメ達に聞いてみて

あげるよ。」



と言ってサム君とザメさんは

海の中に消えていきました。



たちまち戻って来て

「キクシ様、すぐに分かり

ました。



この島の西側に木坂という

所があってそこまで行けば

龍宮城はすぐに分かる

そうだよ。



俺たちはこの辺で待機して

いるので何か用があったら

呼んでくれ。」と言って

ザメさんと海中に戻って

行きました。



真心のささやきを貴女へ❤️







和氣先生との対話もご覧になって下さい↓