12月21日 早暁の峠島










プロローグ 


「この物語はアフターコロナに新しい世界を作る主役、女性に捧げる応援歌です。

スーパーヒロイン、キクシをメインとして日本の歴史を辿って行きます。日本女性の素晴らしさの原点を探ります」



ハヤブサのスー君

「キクシ様、しばらくでした。サメのサム君からの伝言です。



大平さんは喜んで協力すると

言っていると、


でも大量の小魚を用意して

欲しいと要望がありました。」



キクシには海の特定の処に

沢山の小魚を集める知識が

ありません。



そこで海に詳しそうな亭さん

に相談したところ、


その方法はありますから安心

して下さいとの返事でした。



亭さんによると、引網漁と

いう方法で小魚を集めそこに

巨大鮫達を誘導すればどうで

しょうかと説明がありました。



キクシはすぐに想像ができて

引網で小魚を集めて追い込み

漁の要領でやれば小魚を

大量に巨大ザメに提供できる

と空想しました。





キクシはこれで何かが

あっても対応できると少し

自信が湧いて来ました。




頭の中では宝船の人員配置、

飾り付け、

献上品の積荷、

もう一度宝船の飾り付け

を見て、



足りないところがあるような

気がする等と考えがぐるぐる

と巡っていました。



当然総司令官は建王子、

宝船の主役は甘夫人、

船団の指揮官は亭艦長と

決めていました。





キクシが気になり出したのは

巨大鮫の大平さん達に

約束した食べ物が果たして

確保できるかどうか、



海が荒れたら小魚達を

追い込むのは難しくなり

ます。



そこで鳥獣の肉を集めてと

思いましたが日数が経てば

腐ってしまう。


やはり人間の食糧の家畜を

生きたまま船に積み込む

しかないと、


これが大変な仕事であちら

こちらから集めるのに人手と

金や銀、最も苦労をしたのが

人々を説得することでした。




何しろベストを尽くそうと、

駆け巡って手に入れました。




この時キクシは身をもって

御馳走の意味を痛感しました。




馳走とは駆け巡って木を集め

風呂を沸かして客をもてなす

ことが原義ですが、


身に染みて良く分かりました。



もし巨大鮫の食料として

不十分であるとすれば

木の実はどうだろうかとも

考えました。


ヤマト全土におふれ(通達の

こと)を出し各地から


大量の木の実が集まり、

やっとキクシは安心でき

ました。



真心のささやきを貴女へ❤️




早めの下弦の月





Oさんの感謝の花束といなり祈り代



和氣先生との対話もご覧になって下さい↓