12月19日

シネレッドキャンピオン




白のシクラメン



プロローグ 


「この物語はアフターコロナに新しい世界を作る主役、女性に捧げる応援歌です。

スーパーヒロイン、キクシをメインとして日本の歴史を辿って行きます。日本女性の素晴らしさの原点を探ります」




キクシが気になるのは宝船
でした。


大王様の御座船を参考にして
建造した軍船を改造して
宝船に仕立て上げました。


船の舳先(へさき)に縁起の
良い龍の像の木彫りのものを
取り付け、

船尾には海に住む最強の海獣
と言われる鯱(しゃち)
の刻物(頭は虎に似て背には
トゲトゲしく凹凸があり、

形は魚に似ている)で飾り
付けて、

いかにも宝船らしい豪華船に
仕立て上げられています。

船室内もほどほどに改造され
ていて軍船の印象はほとんど
なくなっていました。


これ等すべての改造には
亭さんが総責任者として
関わっていました。



護衛船を3艘出す予定でした。

しかしキクシの指示で
相手の新羅の軍に警戒され
ないよう一艘減らすことに
しました。


宝船と護衛船2艘の計3艘で
新羅に向かうと決定しました。



人員は宝船に35人、
護衛船に15人づつ2艘と
合計総勢65人の規模に
決まりました。


以上は表向きの陣立てで
あってキクシはひそかに自ら
別働隊を率いて後方から護衛
をしなければと考えて
いました。ですから護衛船
を一艘減らしたのです。


そこで海といえばサメの
サム君とザメさんを思い出し
烏のヤサ君に使いを頼み、


鞆の浦にキクシが出向くので
会いに来て欲しいと伝言し
ました。


烏のヤサ君が戻って来て
鞆の浦に来たら仙酔島の前で
手を三回叩いて下さいと合図
を指示されました。


早速と鞆の浦に金さんを
伴って出向き小島の前に
立って三度手をたたいて、


しばらく待っていると2頭の鮫
が水面に尾を上げてこちらに
来たよの合図をしました。



キクシは大陸を目指した項の
事を懐かしく思い出し

「サム君もザメさんも
お元気、
あなた達のお仲間には
大変お世話になって
そのお蔭で
私のお役目が無事果たせ
ました。本当に有難う。


いつもいつも
サム君とザメさんどうして
いるかなと思っていて、

今日こうして会えてとても
嬉しいわ。」



2頭の鮫は「私達もキクシ様を
忘れたことがないよ、

あの時は楽しかったねと
話しています。

私達の子供達が成長して
大家族になっています。」



キクシ
「それは良かった。
 
私が会いに来たのは、

もう一度あの荒海を渡らなけ
ればならなくなったので、


お力を貸して頂けないかと
お願いに来たの。」



真心のささやきを貴女へ❤️







パンジー




和氣先生との対話もご覧になって下さい↓