12月15日  寒い朝



日の出寸前



プロローグ 


「この物語はアフターコロナに新しい世界を作る主役、女性に捧げる応援歌です。

スーパーヒロイン、キクシをメインとして日本の歴史を辿って行きます。日本女性の素晴らしさの原点を探ります」




金さんの下工作もあって
甘夫人は高志の国の
彦主人王と無事会えました。


甘夫人

「お初にお目にかかります。
ヤマトの国の甘と申します。

夫はヤマトで外交を担当して
います建王子でございます。


この度、縁あって
須久名老師とお会いする
機会に恵まれしかも大変な
ご協力をも賜りました。


ヤマトへの帰路に是非とも
彦主人王様にお目通りしたい
と不躾ながら参上した次第
で御座います。」






彦主人王
「ご丁寧なご挨拶、
痛み入ります。ご訪問を
お待ちしていました。

甘夫人のお噂はかねがね聞き
及んでいます。

絶世の美女との評の高い
お方と伝え聞き一度はお目に
かかりたいと思っていました。



評判通り否それ以上の
美しさに驚いています。





早速ですがご来訪のご主旨を
承りましょう。」




甘夫人
「須久名老師様は一族が
どうすればもっと団結し、

より強い力を持って一族郎党
全てを幸せにできるかの

議論の中で意見が真っ二つに
割れてしまって武力衝突に
近い状態になってしまった

ので戦いをするよりは反対派
を彦主人王派から遠ざける
ために老体を省(かえりみ)
高志の国を離れたが、



時間が経ってみると一族を
よくしようとして返って勢力
をそぐ結果となってしまった。



互いにもっと良く話し合い、

合意点を見つけ出して再び
仲良く暮らしたいと願って
おられます。」




彦主人王
「須久名様は私の母の妹君で、
彼女のお蔭で戦争が回避でき
ました。


私もずっと気にはなって
ましたが、


そのきっかけが掴めず時間
ばかりが経ってしまいました。


甘妃様のお口聞きで願っても
ない良い機会を賜りました。


有難うございます。
心から感謝致します。
折角の機会ですので、もう一つ
申し上げますと、

スメラ様には以前から
お目通りを致したいと
念願しておりましたが、

それが果たせずにいました。

甘妃様との御縁でお目通り
が叶いましたらこの上ない
幸せで御座います。」






甘夫人
「まず私の願いをお聞き届け
下さいましたことに感謝を
申し上げます。

そしてスメラ様とご面会の
件はきっとお引き受け致し
ます。」

甘夫人の中では彦主人王の
希望は必ず叶えて差し上げ
なければと固い決心を
しました。


真心のささやきを貴女へ❤️


シンビジュウム


カサブランカ



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