11月29日  早暁の安芸の小富士


金輪島の朝焼け


プロローグ 


「この物語はアフターコロナに新しい世界を作る主役、女性に捧げる応援歌です。

スーパーヒロイン、キクシをメインとして日本の歴史を辿って行きます。日本女性の素晴らしさの原点を探ります」






スメラ様

「キクシはどう思うか、

讃王の案はヤマトらしい戦法

ではないかと思うが、

何か考えてみてくれぬか、

私は兵を絶対使うなとは

言っていない。



殺し合いでなければ相手が

ひるんで戦いを止めるような

使い方であれば認めても

良い。」


いつになく強いスメラ様の

お言葉をキクシもその座に

いる人達も身の引き締まる

思いで聞いていました。




スメラ様もいざとなったら

出兵を覚悟された感じが痛い

ほどキクシに伝わって来

ました。



宝船案は全員が賛成して

いました。


そこで宝船をどう演出するか

に工夫を凝らす必要があると

思っているところに初めて

花ちゃんが発言を求めました。




花ちゃん自身はまだ自分は

子供で大人の中で意見を言う

資格がないと思っているよう

でしたので魂魄の話しをする

ついでに思ったことは発言

した方が良いと助言を

しました。




本人もその気になって

いました。



花ちゃん

「私は時々スメラ様と

キクシ様の区別がつかなく

なる時があります。



キクシ様にそのことを申し

上げましたら、


スメラ様は太陽のような存在

で私は蔭だと申されました。



これは私の独りよがりの感違

いなのか、


それとも皆様にもそのように、つまりスメラ様なのか


キクシ様なのか区別がつか

ない時があるのかをお伺い

したいのです。」



と、建王子が


「この事と、対新羅問題に

何か関係があるのかね?」


と花ちゃん尋ねました。




「はい、万策つきてスメラ様

御自身に外征の必要性が

出てきた時に役立ちます。



相手国にスメラ様が2人

いらっしゃると写ったら

どう思うでしょうか。




双子様ではないわけですから、スメラ様は分身の術をお使い

になると感違いされるのでは

ないでしょうか。」


讃王が

「華玄さんの発言は

素晴らしい、


新しい見方で作戦が立てれ

ます。


華玄さんの意見を軸にして

考えて見てはいかがですか」



スメラ様は讃王の積極策に

難色を示した手前


「讃王の今の発言に沿って皆

で策を考えてみましょう。


私とキクシは表裏一体です

から何かできるかもしれ

ません。」



花ちゃん

「スメラ様の想いの中に

私達は生かされています。


その上キクシ様は不死身

ですから!安心です。」





真心のささやきを貴方へ❤️






和氣先生との対話もご覧になって下さい↓