11月14日  昨夕の安芸の小富士
滅多に無い夕焼け




キクシにスメラ様からの
お呼びがかかりました。

宮殿に行き以前よりも警備が
厳しくなったのを感じながら
スメラ様の執務室に入って
行きました。

そこにはスメラ様と花ちゃん(華玄さん)しかおらず
お付きの女官達もいません
でした。


これは何か重要なお話しが
あるに違いないと恐る恐る
入って行きました。


挨拶の言葉を述べようと
するとスメラ様は
「キクシ、これからは挨拶抜き
に致しましょう。

私と貴方は姉妹ですから
今までは神に仕える身、
これからは神にも仕え
現世的な事柄にも対応して
行かなければなりません。


今までの数倍の多忙をきわめ
ることになるでしょうから、、


お呼びしましたのはこれまで
の三韓への対応、

特に新羅が主要な問題点です

が、果たして皆んなの意見で
まとめて見たものが正しいか
どうか神におうかがいを立て
一つづつ対応策を発出したい
と思ったからです。



もし他にもれると混乱を生じ
させます。

重要事項の神への問と祈願と
受けた啓示はこの三人で取り
扱うように致しましょう。


特に問いに関しては三人で
話し合って決めましょう。

緊急の場合は私の判断で行い
ます。

この神事に関しては一切
口外しないと約束をして
下さい。

何か言いたくない場合はこの
3人の中で消化して行くように
致しましょう よろしい
ですね。」


とスメラ様は珍しく強調を
促すような発言をされたので
キクシも華玄もそれに応じて
気を引き締めました。



スメラ様の執務室を出て神前
に向い、神々への捧げ物を
華玄が用意をして神前に
戻って来ました。

もう慣れた手つきで多分
いつも通りなのでしょう。


聖水と塩と米を三宝に乗せ、山、野、海の供物を少量づつ
お供えをし、最後にご神酒を
酒器(おみきすず)に入れ
左右に一基づつそなえました。


スメラ様は三種の神器の内の
神鏡を絹布で美しく磨き上げ
て座につかれました。

その間キクシは神への問いの
下書きをしていました。

どうやら無言のうちに役割分担がきまり、
キクシがサニワ役で
華玄は神仕えで当然
スメラ様が神伝えです。


キクシが神に問いを伺い、
スメラ様が神意をお受けに
なる、
その間儀式と所作(しょさ)に滞りがないよう気を配り

手助けと神床を守るのが神仕えの華玄の役回りです。


スメラ様は神前中央の円座
(円の形をした敷物の一種)
にお着きになり、

キクシは中央に向かって
スメラ様の右に座し、
華玄は左手の位置につき
ました。


神示受けスタート







ローズポンパドゥール


白いシクラメン

真心のささやきを貴方へ❤️





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