11月8日 雨上がりの安芸の小富士


造船の金輪島の朝





全員で何を新羅に報奨として
与えるのかの話し合いが続き
ました。


ヤマトの特産物として
どんな物があるか話し合い
が始まったところにスメラ様
に呼ばれて

花ちゃんが加わり
ました。



花ちゃんは今やスメラ様から
神事の重要なお役目を頂き
名前も華玄と名乗り、

周囲の人々の評判も良く
天真爛漫であり、飾らず
屈託がなく
真実のみを述べるところが

評価されていると聞いて
キクシは、自分が推薦した
手前もあり、内心嬉しくて
たまりません。



でもキクシは人前では華玄と
呼んでも自分は花ちゃんと
呼ぼうと決めていました。


その花ちゃんがヤマトは麻が
自生していて、

それも上質のものが取れる
ので麻の布で作った衣類は
何処の国の人達も喜ぶのでは
ないかと言って

一堂の人達は感心しきり
でした。
宝石の飾り物、
特に勾玉、
木工品、
土偶などが上げられました。
しかしなかなか決め手になり
そうなものはなく

文化的にもそう変わらない
相手ですから報奨に使える
ほど魅力的な物はないの
ではと、

全員頭をかかえていました


甘さんが、もし好太王が望み

ヤマトの女性が許容する
ならば結婚によって友好関係
を築く

というのはどうでしょう
提案しました

これには賛成者が
出たのですが、では誰を推す
かということになり、

甘さんは絶世の美女だが、
建王子の妃であり、

誰か探さなければならない
などと大いに盛り上がった
ところでキクシが発言しました





「スメラ様の御判断を仰ぎ
たいのですが、もしヤマトの
案に応じて頂けるのであれば

好太王の望みのものを差し
げましょう

というのはいかがでしょう。
但し望みのものを全部叶える
のは至難のワザですが

ヤマトの誠意を示す表現としては良いような気が致します。

もし相手に応じる気持ちがない場合にはどんな好条件であっても交渉は不成立となり
ましょう。

私が感じますのは、

新羅には巨大化する力を感じ
ますが、
百済や伽耶国には拡大する力
をほとんど感じません。

いずれの時か、
ヤマトは新羅と険悪な関係に
なりそうだと思っています。




尚更今、第三者的立場を良い
機会ととらえて新羅との
難しい交渉ごとに臨んだほう
が良いと考えます。」




スメラ様
「よく分かりました。
張晃様のご依頼ごとではなく
我がヤマトの問題として
考えて最も良い対応策を皆で
考えましょう。


キクシ
御理解頂き有難う御座いました。



和氣解説
死にかけた民主主義が
息を吹き返した日🎌🇺🇸




真心のささやきを貴方へ❤️



Sさんの感謝の胡蝶蘭 
母上の愛した花




和氣先生との対話もご覧になって下さい↓