11月7日  黄色い太陽


薔薇🌹と葉鶏頭






建王子
「女性の方の質問かご意見が
あればうかがいたいのですが、いかがでしょうか?」



甘さんが発言を求めて
「よろしいでしょうか、
張さんには色々本当にお世話
になりました。


洛陽では特にお力添え頂き
有難うございました。
改めてお礼を申し上げます。


そこで張さんにお伺いしたい
のですが、

晋(しん)国と三韓との関係
はどうなっているのでしょう

友好的なのか敵対関係なのか
を教えてください。」



張さん

「晋国は東晋の時代になって
いて、高句麗(こうくり)と
戦争状態にあります。


一進一退を繰り返していて
私達は晋国に仲裁を依頼する
わけには行きません。

多分お願いしても良い返事は
得られないでしょう。」


何予さんが何か言いたそうな
のを建王子が見つけて

「何予さん、何かお聞きに
なりたいことがあるのでは
ないですか?」
と声をかけると


「はい、意見と質問です。
このヤマト連合国は東西南北からいろいろな人達が入って来ています。

ですから複雑な対立つまり
民族対立のようなものが起き

て大乱が起こりましたが

スメラ様のお考えで
神様はいかなる神であっても
全て尊いとされ、

人はいかなる人であっても
大切な存在だと

明らかにして下さいました。

大乱終息後は、
全く争いが起こらなくなり
ました。

そこで百済、伽耶、新羅の
三国の人々は、各国で民族が
異なるのでしょうか?」





張さん
「ほとんどが朝鮮民族です。

多少の違いはありますが私の
見たところ、あまり変わら
ないと思います。」



「と言うことは民族間の抗争
などはないわけですネ。


百済や伽耶の王様は好戦的
なのか又は現状を守りたい
のですか、


新羅の王様は野心家と聞いて
いますから想像はつきます。」


張さん
「百済王は平和のみを望んで
います。

伽耶王は受け継いだ領土だけ
は守りたいと思っておられる
はずです。

新羅王は三国を統一したいと
望んでおられます。」


何予さん
「と言うことは新羅王の
野望に振り回されていると
解釈してよろしいのですか?」


張さん
「単純に考えるとそういう
理解で良いかも知れません。


好太王の側近には王の征服
欲に油を注ぐような人達
ばかりで

隣国と仲良くした方が良いと
進言する賢臣がいないのが
実状です。」


キクシが発言の意志を示す
ために1つ咳払いをして手を
上げ

「結局は一人の戦さ好きの
王様に朝鮮半島の南の人達は
困っている状態になっている
わけですね。


ではその王様に的をしぼって
全員で対策を考えて見ると
何かが分かるかもしれないと
思うのです。」



神功天皇の三韓征伐の物語
が段々と熱を帯びつつあり
ます





真心のささやきを貴方へ❤️



夕暮れの港

海上保安庁の巡視船



和氣先生との対話もご覧になって下さい↓