９月１７日 岩手石鳥谷山深い渓流
プロローグ
「この物語はアフターコロナに新しい世界を作る主役、女性に捧げる応援歌です。
スーパーヒロイン、キクシをメインとして日本の歴史を辿って行きます。日本女性の素晴らしさの原点を探ります」
いろは祝詞
いろはにほへと
ちりぬるをわか
よたれそつねな
らむうるのおく
やまけふこえて
あさきゆめみし
ゑひもせすん
集え 集え 神魂どもに
老いも若きも
集え 集え 神魂どもに
み先分けたる
神の世ぞ
万華大和の
神の世ぞ
明かな明かなの
み光受けて
よも津大和の
世が明ける
キクシ
「母のサギリから
私が風邪気味の時に
ニワタリ神（仁和多利神）
様に、どうかわたしの
咳を鎮めて下さいと
お願いしなさいと
言われました」
スメラ様
「ニワタリ神は水の神で、
川や海など水上の安全を
守る役目をされ渡航を
守る神です
水上の舟を用いて、
荷（ニ）を点から点に
運びますからニニマス大神
に属します
では次に進みましょう、
ホニマス大神について
お話ししましょう、
これまでの神とは少し
違って例を上げて
説明しないと分かり
にくいでしょうから、
例えば風の力で舟を動かす
このためには帆（ホ）
が必要になります
帆によって風の力が舟の
動力に変わる
と考えてください
変換してその力を保ち
続けると考えると
良いでしょう
ホニマス方には言外に
豊かさを表す微妙な
音感覚があります
豊かに実った穂はまさしく
豊かさの象徴です
ホニマス大神に属する
神としては、
ニニマス大神系の
ニニギノミコトと
コノハナサクヤヒメ
（木花咲耶姫）の間に
生れた三兄弟がいます
その中の長兄の
ホデリノミコトと弟の
ホヲリノミコトの物語が
あります」
キクシ
「幼い頃に母サギリ
から聞いた山幸と海幸の
物語でしょうか？
弟のホヲリノミコトが
浦島太郎さんでしたか
又はそのモデルになった
のでしょうか？」
「童話のモデルは確か
にそうです
こんなお話しです
兄のホデリ（海幸彦）
は海で魚をとって暮らして
いました。弟のホヲリ
（山幸彦）は山で獣（けもの）を獲って暮らして
いました
兄のホデリは釣り針を使い
弟のホヲリは弓を使って
いました。
ホヲリは兄に何度か
たまには使っている道具
を交換して欲しいと頼むと
兄のホデリは渋々交換
に応じました。
ホヲリは魚釣りをしますが
うまく行かずいつの間にか
兄の釣り針を海で無くして
しまいました。
兄のホデリがそろそろ
道具を再交換しようと
やって来ましたので、
ホヲリは正直に海で釣り針
を無くしてしまったと言い
ましたが兄は弟を許そう
とはしませんでした
早く返せと言うばかり
でした
そこでホヲリは自分の
剣で多くの釣り針を作り
ましたが兄は受け取ろう
とせず元の針を返せと
言い張りました
海辺でホヲリが泣いている
と潮の神シホツチが姿を
見せ竹舟（かご）を作って
ホヲリを乗せ海神ワタツミ
の宮殿に潮の流れ乗れば行きつくはず
門のそばのカツラの
木の枝にホヲリを
座らせてそこで
待つように言いました
ワタツミの娘が来て
助けてくれるはずと
言われて待っていると
美しいふくよかな娘が
来てくれて宮殿の奥に
いざなってくれました。
この娘はトヨタマヒメ
（乙姫）でした。
くる日も来る日もホヲリ
のために宴（うたげ）が
開かれ楽しい日々が3年も
続いた或る日、
ホヲリはふと自分は釣り針
を探しに来たのを思い出し
深いため息をつきました。
それを見ていた
トヨタマヒメは事情を
聞き父のワタツミの神に
相談したところ父神は
魚達を集めて釣り針を
知らないかと尋ねました。
すると鯛がのどにトゲ
を刺して苦しんでいる
との情報が入り、
タイを呼んでノドを調べる
とホヲリが失くした
釣り針が出てきました
ホヲリはワタツミにお礼
を言って兄との諍い
を話すとワタツミ神は兄に
針を返す時に「この釣り針
はぼんやり釣り針、
すさみ釣り針、
貧しい釣り針、
おろか釣り針」と言って
後ろ手で渡すように、
そうすれば3年のうちに
兄が貧しくなるだろうと
教えました
そしてもし兄が恨みに
思って攻めて来られたら、
しおみつ球を出して
溺れさせ、謝ってきたら
潮乾（しおふる）珠を
使って助けてあげなさい
と言って満潮と干潮を
起こす２つの珠を授けて、
ワニに命じて故郷に
送り返してくれました。
ワニの背中に乗って帰って
来たホヲリはワタツミに
言われた通りにすると
3年でホデリは貧しくなり、
これは弟のせいだと攻めて
来ましたが２つの珠に
よってホヲリは兄ホデリ
を打ち負かしました」
キクシ
「3年も龍宮城にホヲリが
いたのを題材にしたのが
浦島太郎だったのですね、
面白かったです。
ありがとうございました」
和氣解説
ホヲリの命は皇室の
先祖神のお一人と
なられました
山幸海幸の物語は
未子継承の正当化です
初代天皇とされている
神武天皇は未子です
祈りの言葉
あなとうと あなとうと
真大神（まことおおかみ）を初め
諸津神（もろつかみ）諸津み霊（たま）に
謹んで言上げ申し上げます
一日も早くコロナウィルスの蔓延が終息し
自由、平等、公平で人々が生きやすい
新しい世の到来となりますようお導き下さい
地震、火山の噴火等、エネルギーの分散により大難が中難、中難が小難におさまりますようお願い申し上げます
集中豪雨の被害など被災地の復興が順調に進みますようにお願い申し上げます
顕彰大神通力
けんしょうだいじんつうりき
真心のささやきを貴方へ❤️
岩手県盛岡の友人の庭
和氣先生との対話もご覧になって下さい↓
