８月６日 昨夕の広島の夕日
「プロローグ この物語はアフターコロナに新しい世界を作る主役、女性に捧げる応援歌です。
スーパーヒロイン、キクシをメインとして日本の歴史を辿って行きます。日本女性の素晴らしさの原点を探ります」
キクシはこのところ
大王が夢枕に立ち
何か伝えたそうな表情を
しながらも何も言わず
消えていく夢と
現世の間の映像を見て
「大王様の時間がなくなって来た」
と感じていました
そこで劉備のところに
長居はせずに一刻も早く
洛陽に行き丞相に会って
皇帝陛下に会わなければ
ならないと思い、
その事を建王子と張さんに伝えました
建王子は伏龍先生に会えたのに
残念という顔をしていましたが
キクシの持った危機感に
引っ張られるように洛陽に
舵が切り換わりました
張さんはしばらく考えていました
まずまっしぐらに洛陽に戻る
戻った後に曹操との面会を
即座に行うためには
何をすれば良いかなどを
考えあぐねていました
突然張飛将軍が
「張晃よ、お前を、金とか銀とか
いう奴が訪ねて来たぞ！」
キクシは飛び上がって大喜びです
金さんが案内されて部屋にやって来ました
衣服はボロボロもう
何日も何日も体を
洗っていないのが
一目瞭然でしたが、
張さんが抱きかかえるように
して椅子に座らせ、
キクシも建王子も涙を流して
手を握り合って、
ただただ良かった良かった
無事で良かったと
口々に言っていました
金さん本人も
「皆さんに再び会えて嬉しい」
しばらく間を置いて
「実は曹操軍の中に
私の同郷の者がいました
それも数十人もいて、
なかには何をしに来たかと
私を呉軍のスパイと見る者も
いました
長居は無用と思って
陣を離れようとした時に
軍艦に見つかってしまい、
仮の牢に入れられてしまいました
なんとか逃げ出そうと
したのですが数人が
捕らえられていて
一くくりにされていました
見張も厳重で
なかなか逃げ出せず、
その内にもの凄い
轟音（ごうおん）と共に
大量の船が炎上し、
見張りの者達はあわてて
我れ先に逃げ出しました
私以外は呉軍の人達で、
呉に一緒に行こうと
誘われましたが
皆さんは呉の方には
絶対行っていない確信が
ありました
私一人だけで劉備軍を目ざし、
こうして再びお会いできました
皆様とは深いご縁を感じます
絶対に再会できると信じて
ここに辿り着きました
本当に嬉しいです」
と言って金さんは嬉し涙に咽せ
ていました
張さんは金さんを連れて
湯殿（ゆどの）に行き
スッキリと身綺麗になって
戻って来ました
キクシは改めて急ぎ洛陽に
行かねばならない事態を
金さんに伝え、
もし体力的に可能であれば
洛陽に共に行きたいと言うと
金さん
「私も喜んでお供をします」
真心のささやきをあなたへ❤️
お祈りの言葉
1日も早く新型コロナウィルスの拡散が終息しますようお願い申し上げます
世界中の人々の生命をお守り下さい
顕彰大神通力
けんしょうだいじんつうりき
張飛将軍
和氣先生との対話もご覧になって下さい↓
