７月２５日 豪雨の後の安芸の小富士
「プロローグ この物語はアフターコロナに新しい世界を作る主役、女性に捧げる応援歌です。
スーパーヒロイン、キクシをメインとして日本の歴史を辿って行きます。日本女性の素晴らしさの原点を探ります」
キクシと甘さんは
金さん指揮する商人隊に
入ることになりました
8人それぞれ商人に姿をやつして
楽しそうに変装をしていました
キクシは男装し、使い走りの
若者のような「いでたち」です
甘さんは評判の
美人女将らしき衣装を
まとって
はにかんでいました
自分でも
おかしいのか
珍しく
ケラケラ笑って
商人のお金持ち風の
金さんの恰好（かっこう）と
見比べていました
武装隊の方は
張さんが
各人の防備を良くしようと
古い物を新しくし
陸戦用の頭を守る
冑（かぶと）や
冑の鉢の部分が
へこんでいるものを
取り替えていました
眉間を守る鉄具（かなぐ）を
新しいものに変え
取り付けてない者には
真向（まっこう」を
強化させていました
これから16名が
二手に分かれて
約700Kmの行程を
約1ヶ月かけて進みます
健脚であれば20日たらずで
行けますが皇帝陛下への
献上品などの荷物を
無事安全に運ぶためには
細心の注意を払いながら
無理をせず危険はできるだけ
避けなければなりません
商人隊の方には主として
嵩張（かさば）るものを
武装隊の方には砂金、紫水晶
ヒスイ、黒曜石などの
高価なものを持たせています
この隊は建王子と張さん手の者
6人、計8名で
武闘集団としては
最強だと張さんは
胸を張っています
張さんは何事もなかったような
毎日にどこかで今までとは
違う自分を感じていました
海路よりは陸路の方が
危険が大きいのにあまり不安
を感じていません
彼なりに気付いたのはキクシ
の軍師的な才能を期待感と
安心感があるのではと
感じている自分があるのだと、
いつもであればもっと神経質
に気を配るところですが
キクシの奥深い何かを感じ、
どんな奥の手があるのかが
もっぱらの関心事になっていました
キクシは甘さんに豪華な衣装を
着せて街道中の話題をさらって
みようと、そうすれば人の出
多くなり強盗など白昼はできない
だろうと考えました
案の定、倭国からの美女到来と
話題沸騰となりました
徐々に人が増えて街中では
人垣ができるほどでした
キクシがふと気付いたのは先着の
組の建王子が必ず出迎えてくれて
甘さんと目と目で会話をしているなと感じました
倭国に無事帰れたら
建王子と甘さんは結ばれる運命に
あるのではないかとも思い
心の中に温かいものが流れて
いました
お祈りの言葉
1日も早く新型コロナウィルスの拡散が終息しますようお願い申し上げます
世界中の人々の生命をお守り下さい
顕彰大神通力
けんしょうだいじんつうりき
真心のささやきをあなたへ❤️
和氣先生との対話もご覧になって下さい↓
