７月２２日 キクシ一行陸路を行く
「プロローグ この物語はアフターコロナに新しい世界を作る主役、女性に捧げる応援歌です。
スーパーヒロイン、キクシをメインとして日本の歴史を辿って行きます。日本女性の素晴らしさの原点を探ります」
建王子に皆んなの意見の取りまとめ役をまかせるようにしました
王子はこの旅で様々な体験を重ね見違える程に成長をしています
建王子
「ここは張さんのご意見を中心に
皇帝陛下への貢物を守り
一行の人々の安全をいかに
確保するかにつきると思うのです
では張さんのご意見から
お願い致します」
キクシ
「その前に陸路を行く者と
船に残る者や人員を
決めなければなりません、
このことからまず張さんの
ご意見をうかがいましょう」
張さん
「あくまでも私の案ですが、
船があるからこそ私達の
希望もあるわけですので
船の補修や点検は欠かせません、
船には当然亭さんと甘さんと
水夫（かこ）達に残ってもらい
陸路組は、
建王子様、
キクシ様、
私と金さん以下11人とすれば
よろしいのではと考えます」
「倭国の使節に女性がいた方が
なにかとお役にたてるのでは
ないでしょうか。
私はキクシ様のお供を致しとう
ございます」
と珍しく甘さんが発言し、
気勢に押されるように
キクシと甘さんが共に陸路を
行くと決まりました
「陸路の途中、私の生まれ故郷の
琢（たく）郡を通りますので
何らかの情報を得てみようと
考えていました
山賊の集団は頭（かしら）が
取り仕切っています。
統率が取れていますから話しは
付け易いと思います。
ところが野盗達はバラバラで
組織はありません
美味しい獲物と見ると
蝿（はえ）がたかるように
取り付いてきます。
私達は野盗の方が手こずる
ことがあります」と張さん
「野盗対策はどのようにすれば
良いのでしょうか」
と建王子
金さんが
「２つの隊に分けて進んでみては
いかがですか、
少し間隔開けて２つの隊が
別々に見えるように仕立てます。
商人隊と
武装隊に
見えるようにします。
商人隊を囮（おとり）として
武装隊のしばらく後から
行かせます。
先が商人隊であれば囮と
見破られてしまいますから」
張さんが
「前と後ろの隊の連絡はどうすれば良いか
考えは良いと思いますが、
事が起きた時どのように
知らせるかが課題ですね」
「狼煙（のろし）では見えにくいし」
と金さん
建王子が
「ハヤブサのスー君とキクシ様は
連絡が取れるのでしょうか、
もしそうだとすれば伝令役は
スー君が適任ではと思いますが」
キクシ
「わかりました、スー君は
呼べば来てくれます、
スー君を商人隊に付け、
私は男装をして武装隊で
スー君の知らせを待つように
しましょう」
野盗対策が決まり、
山賊の頭目には張さんが、
いくらかの砂金を渡して話しを
つけると決まりました
夕日が落ちてまだ薄明かりが
残る空を見上げていると
キクシの目に
宵の明星 金星が飛び込んで
来ました
幼い頃、母のサギリに
金星を指差しながら
「私はあのお星様から来たの」
と言っていたのを思い出し
ました
そうだもっとお星様⭐️と
お話ししょうと思った途端
体がスゥーと軽くなりました
よかった！
お祈りの言葉
1日も早く新型コロナウィルスの拡散が終息しますようお願い申し上げます
世界中の人々の生命をお守り下さい
顕彰大神通力
けんしょうだいじんつうりき
真心のささやきをあなたへ❤️
宵の明星
和氣先生との対話もご覧になって下さい↓
