手前祭儀殿




「プロローグ この物語はアフターコロナに新しい世界を作る主役、女性に捧げる応援歌です。

スーパーヒロイン、キクシをメインとして日本の歴史を辿って行きます。日本女性の素晴らしさの原点を探ります」









キクシは讃王と何予さんの

結婚がうれしくて、うれしくて



植物や動物達に自分の喜びを

伝えて歩き回りました






山や森、川、沼

池、雲、空


太陽、月






沢山の星達にも届くように



大きな声で歌にしながら草原を走っていました





すると鳥や虫達、
カエルや蛇達までも
祝福してくれていると思うと




そうだ、天地の神様にお礼を言っていなかったと思い


目についた一番高い丘に

駆け登って


高天の神々に感謝の祈りを

捧げました






地の神様には


昔ご先祖様が住んでいて


父のオグマからは


奥に入ると出て来れなくなるから入ってはいけないと言われていた洞窟に




行って見ようと探し回ってやっと見つけましたが


入り口付近には草が背丈ほど
生えていて、やっとの思いで穴の中に入って行きました



入り口からのあかりで
奥へ進むと


多分真っ暗になるなと
思いながら恐る恐る
よちよち歩きのような
足取りで入って行くと



前方に薄明かりが見えました



洞窟の中なのに不思議に

思いながらその明かりに
向かって進んで行くと



今まで立って歩くのがやっとの高さだったのが


急に上がドーンと開けて明かりは上の方から来ていました




足元を見ると黒光りする
大小の石がころがっていて



その中に金色や銀色の光を
発する拳(こぶし)ほどの
大きさの石がありました





そこで今まで一度も見たことのない石なので


これを持ち帰って
大王や比女巫子に見てもらい

皇帝への貢物にしてはどうかとひらめきました




キクシはやっと冷静になり


この明かりは
天と地をつなぐものなのではと考え、この明かりの元で


地の神に祈り

天と地がここで繋がっている

感覚を味わいそのうち


わけもなく感動で自分の体が

小刻みに震えているのを感じました





黒光りする石を3個と
金銀のひかりを持つ石を3個


持って比女巫子のもとに行き



すぐお会いしたい旨を伝えるとお目通りの許可が下りました





比女巫子様は時として
入信状態になられているので

必ず承諾を取り付けなければなりません




比女巫子様に
2種類の石をお見せしたところ


初めて見たと申され
火で焙って見よとも
申されました





大王は黒く光る石は
黒い岩からはがれ落ちたもので金色や銀色や銅などの入った
石は金紅石であると思う


貴重な石であるから
皇帝陛下も喜ばれるであろうと聞き、キクシは大喜びで献上品の一つとしました。




これでなんとか準備が整いました





お祈りの言葉


1日も早く新型コロナウィルスの拡散が終息しますようお願い申し上げます


世界中の人々の生命をお守り下さい


顕彰大神通力

けんしょうだいじんつうりき








真心のささやきをあなたへ❤️




祝福の龍雲


和氣先生との対話もご覧になって下さい↓