「プロローグ この物語はアフターコロナに新しい世界を作る主役、女性に捧げる応援歌です。

スーパーヒロイン、キクシをメインとして日本の歴史を辿って行きます。日本女性の素晴らしさの原点を探ります」






珍さんはキクシに
意外な告白をしています




「私は或る国で政権争いに負けて倭の国に逃げて来ました逃亡者です」






こんな告白をしていましたが

本当の理由は



妹の何予さんにあったようです








何予さんはその国の
一番の美女と言われ

別の表現では
傾国の美女とも
言われていました




見るからに美しく
人々の心を和ませる
やさしい雰囲気の持ち主です





讃王はキクシに
二度も命を救われて

感謝の気持ちで

接しているうちに


キクシの女性性を
見つけ出し

慕うというよりは

女性としての可憐さを感じて

心を動かされたのです






キクシは自分が
まだ自覚していない


女性としての魅力に
目覚めさせてくれたのは

讃王だったのです




キクシとしては
讃王に対して

特別な感情は

抱いていなかったと

自分では思っています





珍さんの一族は
渤海(ぼっかい)にそそぐ

黄河流域に住み

数代をかけて水運業で
財を成して

武闘派ではなく商業で

豪族となった家系に

生まれた兄妹でした




従って珍さんも

何予さんも人当たりの良い

人柄に成長しましたが


父の代には諸侯をしのぐ勢力を

持ったため周囲の貴族から


目の敵にされて


現代の上海あたりまで

南下したもようです







この地でも海運業で成功し


失った財を上回る
大きな富を手に入れて

家運の隆昌を誇っていました






私兵(権力によらない傭兵ようへいを財力で養い武力を持つこと)

を充実させて


周辺諸侯が一目置く存在と

なって行きました





比較的親交の深い三家は

お互い助け合って

繁栄してきましたが

二家の王子が


珍さんの妹の何予さんを
めぐって争いになりましたが


勝った方の王子と

何予さんは
どちらの王子とも結婚はしないと固く決心をしたので

珍さん一家はこの地を
立ち退こうと決め


倭国に来たのが真相です



讃王は何予さんを
人目見た時から
気に入っていました






珍さんはすぐにそれに
気付いていましたが




讃王が何か言い出すまでは

黙していようと
さり気ないフリを
していました





ところが田植えを

村人総出でやっている時


何予さんが毒蛇に噛まれたと

大騒ぎになり


駆けつけた讃王が


何予さんの噛まれた足に


迷わずかぶりついて

毒を何度も吸い出して


何予さんの命を救いました





これがきっかけに

二人は急速に

距離が縮まりました




珍さんは讃王の気持ちは

知っていましたので


何予さんに




「讃王様は何予を
気に入っておられる
何予が讃王様を
嫌っていなければ
私から讃王様に
何予の気持ちを
伝えるがどうだろうか」



何予は
「命の恩人と共に暮らせるならば私は幸せになれると思います
兄上に全てお任せ致します」



と返事をしました




2人は大王や

まわりの大勢の人達に

祝福され結婚を致しました



お祈りの言葉


1日も早く新型コロナウィルスの拡散が終息しますようお願い申し上げます


世界中の人々の生命をお守り下さい


顕彰大神通力

けんしょうだいじんつうりき






真心のささやきをあなたへ❤️








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