7月1日  大王から全権を委任される





「プロローグ この物語はアフターコロナに新しい世界を作る主役、女性に捧げる応援歌です。

スーパーヒロイン、キクシをメインとして日本の歴史を辿って行きます。日本女性の素晴らしさの原点を探ります」







キクシ、大王より
全てを委任されて
中国行きの準備に
とりかかりました



まず人選が一番大切と
思い自分の関係から

万遍なく選んでいこうと
決めました



まず大王の第2王子の
「建」王子は
大王の正真正銘の
正式の使者、正使であり


キクシが副使の方が
都合が良い
動き易い

使節団の総司令を
キクシ馴染みの


隊長さん(今は軍司令官に出世)
の副官に頼んでみよう
多分快く引き受けてくれるはず


本当は気が利いて
こまごまと働いてくれる

女性を大勢連れて行きたいのに
キクシ以外は慣例上、

男性のみにしか
乗船許可が下りなかったのです


水手(かこ、操船、操舵士や
漕ぎ手など)の一団は

隊長さんの副官に任せて
新開拓地の南方から

海を渡ってきた人達なども
メンバーに組み入れてもらう
ようにしました


キクシは

烏(カラス)のヤサ君に

「私と一緒に中国に行って

もらえない?」
と頼みましたが

彼は
「僕は渡り鳥ではないので
広い海を渡った経験がない


行きはキクシさんの船に乗って
行っても僕の役目は多分果たせ
ないと思う、


だから僕の友達でハヤブサの
スール君がいるので彼の方が
適任だと思う」

と言って

ハヤブサのスール君を連れて来てくれました


彼は渡り鳥で倭と大陸の間を
何回も行ったり来たり
しているし


ヤサ君の倍の速度で
飛べるようなので

いざと言う時の伝令には
最適だと思います


烏のヤサ君には比女巫子様の
目となってもらうように
頼みました


何かの異変があったら
すぐ比女巫子様に
知らせてくれるよう

何度も念を押しました

熊のダイスキ君や
鹿のハヤアシ君とも

しばしのお別れになる
そんな淋しさを

キクシは噛みしめていました


彼等を家族の一員のように
愛して来たその気持ちは
皆んなに伝わっていました


キクシはそんな感傷にひたって
いる閑(ひま)はありません
でした


総勢約五十名の食料を一年分
確保しなければならなかった
のです


キクシは豚や鳥を船に乗せて
食料にはしたくなかったので

木の実

長期保存のきく根菜

乾物、

魚の干物

海草の乾物

穀類

豆類(米麦や雑穀類、
ドングリ団子)

クッキーなど大量に焼いて
ストックして、

但し玉子を生ませるニワトリは

船に乗せました。

酒や飲料水も積み込みましたが
蓄水槽は雨水もためるように
しました

塩作りもしていて
調味料に使っていました




和氣解説

中国への航路は弥生時代後半に
はあったと確認できています


反時計回りの日本海巡回航路を
使って朝鮮半島、
中国南東部に
行っていました


対馬海流やリマン海流、
季節風を利用した効率的な

沖乗り航法でした
日本海側の港から出航して
いました

ヤマトからの朝貢はこの頃から
始まっています


お祈りの言葉


1日も早く新型コロナウィルスの拡散が終息しますようお願い申し上げます


世界中の人々の生命をお守り下さい


顕彰大神通力

けんしょうだいじんつうりき





真心のささやきをあなたへ❤️






和氣先生との対話もご覧になって下さい↓