６月２９日弥生時代の集落
「プロローグ この物語はアフターコロナに新しい世界を作る主役、女性に捧げる応援歌です。
スーパーヒロイン、キクシをメインとして日本の歴史を辿って行きます。日本女性の素晴らしさの原点を探ります」
父オグマと
母サギリの待つ
我が家に帰って来ました
さくら🌸
随分長い間
両親に会えませんでした
サギリはキクシを
固く抱きしめて
頬ずりをしながら
涙で2人とも
頬がベタベタになり
それが乾くまで抱き合って
お互いの体温を
通わせていました
サギリは大人の女性になった
キクシの髪を
愛おしそうに両手で
撫でつけ
「もっと良く顔を見せて！」
と言ってしげしげと見つめて
いました
オグマはそんな2人を見て
目をうるませて
「無事でよかった、無事で良かった」
と繰り返していましたが
成人したキクシを
まぶしそうに眺めていました
両親との再会を果たし
今までの様々な出来事を
楽しそうに聞ていたサギリが
キクシの話しが途切れた時に、
思い出したように
「キクシに
会わせたい女の子がいるの
ちょっと不思議な子で
お花とお話ができる子なの
名前はそのものハナと言うのよ
是非会ってあげて
その子にはキクシのこと
色々話したし
その子の中では
キクシのこと、
もの凄く大きく膨らんでいると
思うわ
とてもキクシに
会いたがっているのよ」
キクシの中には
もうその女の子のイメージが
浮かびこれから自分の
背負う大役に
花を添えてくれそうな
気がしました
サギリが
「その女の子、ここに呼んでこようか」
の言葉をさえぎる様に
「私から会いに行った方がいい
と思うの」
と言ってサギリの教えてくれた
家を目指して歩いて行きました
まわりは水田や畑が整然と
広がり見違えるほど
水稲の技術が進んでいると
感じ、自分の幼い頃には
水田はなかったので
大王様のお蔭で主食が安定し
人々の暮らし向きが良くなって
いるのを感じました
見渡す限り田んぼや畑が
広がって農耕中心の生活が
定着していました
父のオグマももう危険な狩に
出なくて済むようになったと
喜んでいました
そんな思いをめぐらしている
うちにハナちゃんの家らしき
ところに着き家の中に声を
かけました
「私はキクシと申します、
母のサギリから話を聞いて
ハナちゃんに会いに来ました」
と声をかけると家の中から
「ハーイ」
と元気な声が帰ってきました
お母さんらしき人が
「あなたが噂のキクシ様ですね、かねがね御活躍の
お話はうかがっておりました
どうぞお入り下さい」
と丁重に招じ入れてくれました
キクシはハナを一目見るなり
「この子は私と似ている、将来
共に何かをするようになる」
と予感しました
和氣解説
山桜は日本の固有種です
梅と桃🍑は中国からの
伝来です
遺跡からは大輪の蓮の花の
種が発掘されています
草花に関しては残念ながら
今のところ資料がありません
お祈りの言葉
1日も早く新型コロナウィルスの拡散が終息しますようお願い申し上げます
世界中の人々の生命をお守り下さい
顕彰大神通力
けんしょうだいじんつうりき
真心のささやきをあなたへ❤️
さくら🌸
和氣先生との対話もご覧になって下さい↓