6月17日   キクシが昔みた筑紫の夕日



「プロローグ この物語はアフターコロナに新しい世界を作る主役、女性に捧げる応援歌です。

スーパーヒロイン、キクシをメインとして日本の歴史を辿って行きます。日本女性の素晴らしさの原点を探ります」



キクシは大王の気持ちが

良くわかりました


3人の王子達が自分の跡目を

狙っているし

有力な臣下達は自分とほとんど

似たような歳なので

信頼できる片腕が欲しいと

思っていたところに 


自分を滅ぼしに来た讃王を見て

ヒラメキがあったのでしょう


しかし3人の王子は讃王を

処刑するべきと主張して

譲りません




キクシがまず行ったのは

敵が残して行った戦車を

含めての大型の兵器武器の

全てを回収させ


城の内郭(ないかく)に収めて

しまいました



敵の軍勢は

ほとんど無傷で

残っているのですから

きっと讃王の救出に

来るはずと読んでいました



敵兵達は第一防衛隊より

かなり離れた平野部に宿営して

いました


精鋭の500人の兵達が

このままあきらめて

帰国出来るはずもなく

主を失った


軍勢は王の側近が王を置いて

逃げたことを恥じて

絶対に王を取り戻そうと

何回も話し合いを

続けていました


彼らが出した結論は 

正面攻撃をしたら

王の命がない

王をひそかに

救出するしかないが

その手段が思いつかない


真正面から攻めれば

見せしめに王の命は取られる


それよりも城攻めの装備は

すべて奪われてしまった

誰も決断を下せず




困り果てているのは

キクシには分かっていました


キクシは王の内心は 

全軍無傷のまま

残っているのだから 

自分が軍に合流すれば

勝てるかも知れないと

思っていると見抜きました


讃王を取り込むには

今のままでは何時発火するか


 判らない火種を

抱え込むだけだと 

判断をして大王との

話し合いをしました


このことを大王に告げると

「確かにこのまま許してしまう

のは下の策である 

しかしどうすれば讃王は

わしに心から臣従するので

あろうか」と


キクシは「もう一度大王様の

城を讃王に攻めさせるのです」


大王はビックリしてキクシの

顔をジロジロと疑うような目で

見ました




「父のオグマに頼んで敵兵に

近づき食料と剣を交換させて

半分ほどの兵は剣や槍は持って

いません


ほとんどが農夫出身ですから

この地に住みたいものは

農業をするように

勧誘してもらってます

多分使える兵士は150人〜200人

位でしょう


この人数であれば


城の外で迎え打ち


わざと負けたフリをして


城内に全員引き込んで


出口を塞いだところで


敵から奪った戦車で


四方八方からジリジリ


追い詰めます


そしてもう一度烏(からす)のヤサ


君に頼んで真っ暗にします


一度恐怖を味わっているので


一挙に戦意喪失となります


讃王は私と王子で


捕縛(ほばく)します


大王はキクシの作戦に酔って

いました


「誠にもって見事である」

「では大王様、讃王を鞭打ち

の刑100回を与え、言葉で

恥ずかしめて放逐(ほうちく)

して下さい」


讃王はムチ打たれても喜んで

自陣に戻りました







お祈りの言葉


1日も早く新型コロナウィルスの拡散が終息しますようお願い申し上げます


世界中の人々の生命をお守り下さい


顕彰大神通力

けんしょうだいじんつうりき




真心のささやきをあなたへ❤️



弥生時代の木柵と陵みささぎ


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