2月11日 日の丸と富士山




和氣
古事記の与えた弊害について触れて来ましたが、私は逆のメリットについて考えて見ているのです。




日本の女性と欧米の女性を比べると、日本の女性の方が厳しい条件の中で生きて来たと思います。



男尊女卑とレディファーストでは全く比較の対象にもなりません。


そこで日本の厳しい条件の中で育った日本女性はどんな仕上がりになったかを検証しなければなりません。






37才
環境が人を育てるという言葉がありますが、


日本の女性が世界で一番人気があるとすれば、


どんな条件の中で女性として成長して行ったかを知る必要があります。




和氣
日本では、どんな家柄の良い家、又は大金持ちの家の子女であっても



必ずといっていいほど
行儀見習いには自分の家よりも家の格の高い所にお願いをして行かせてもらっていました。




行儀とは



行為や動作の作法、



立ち振る舞いの規則


または行事の儀式の細かい所作などをいいます。



その家その家に仕来たりがあって守るべき家のルールが定められています。





例えば給仕、給膳は必ず相手の左手から行う。


立ったまま話をしない。
膝をついて伺う姿勢を取る。



口に食べ物を入れたまま喋らない、など沢山の項目について躾けられます。


言葉使いの端々までも細かく言われます。




家柄の良いところの女子は奥働きと言って、その家の奥回りの仕事も教えられます。



着物のたたみ方、下帯の付け方、羽織の合わせ方、小物の選び方など奥にはいろいろな仕事があります。



行儀見習いが花嫁修行にあたります。


家によっては茶道や華道も教えてくれるところもあります。


女性は一通りの礼儀作法や教養も身につけるよう指導してくれます。



召使いの女性でも、下女(一番身分の低い者)


中ほどの者を端女(はしため)と言い、


その上の者を女中、女中頭と言っていましたが、今はごっちゃに使われています。




一般の家庭でも女の子の躾については厳しく礼儀作法、所作などが教え込まれます。


ほとんどの女性は全く逃げ場がありませんでした。




農業を家業にしている家は凶作になると娘を売って年貢を払っていました。




女性の育った環境は大変厳しい世界でした。


「おもてなし」の心得は伝統的に
DNAレベルで日本女性の血流の中にしっかりと定着しています。



37才
自己犠牲の精神にかけては日本の女性の中に目を見張るものがあります。

和氣
父親は娘を守ろうとし、母親は娘に生き延びる事を身をもっておしえてきました。



その中で女性はどう自分を用いれば効果的か学習してきた結果、いたずらに自らの死を選びません。

自分が犠牲になることによって、大勢の人々や家族のためになると判断した時は敢然と行動します。





これが伝統的な日本の女性です。



柿の木の陰で咲く白梅 実がなります


紅白の梅の花 満開です


真心のささやきをあなたへ❤️







和氣先生との対話もご覧下さい