2月10日  立春の瀧


珍しい花 十二ひとえ






37才
女性は男性からずっと差別をされて来ました。


古事記の国生みの章(くだり)は差別する大きな理由にされたと思います。





和氣
確かに戦後のある時期までは、


女は口出しするな、黙っていろなどと言われて、大事な決定はすべて男がしていました。




戦前の家長制度はもっと専制的で、家長の意向ですべてが決まっていきました。




妻が夫に対してほとんど意見が言えない時期が永く続きました。


離縁状は夫側から一方的に出されて、これに対して苦情の申し立ては出来ませんでした。




37才
女性がどうしても耐えられない場合はどうすればいいのですか?




辛抱するしかないのでしょうか…。





和氣
全く解決策がないわけではなく、以前は必ず仲人(なこうど)がいて、夫婦の間に仲人に入ってもらって関係改善をする。



これが最も一般的な方法でした。


ところが男性中心の社会で男を立てなければならない社会でしたから余程の理由がない限り、

女性から申し立ては却下されました。


話し合いの成立する理由としては酒乱、極端な浪費、狂気(明らかな)などです。


性格の不一致や夫の浮気などは理由にはなりませんでした。


妻の浮気には厳しい制裁が加えられ、夫が妻の浮気の現場を押さえた場合には妻と浮気相手の男はその場で討ち果たしても良いことになっていました。



最近、ほとんどの国で姦通罪は廃止されましたが、日本でも刑法183条に定められていました。


姦通罪とは結婚している女性が夫以外の男性と性的関係を結んだら罰するという内容です。



処罰の対象は貫通をした女性と夫以外の男性でした。


夫は妻以外の女性と性的関係を持っても処罰されませんでした。


但し相手が既婚者の場合は女性が既婚者と知っていて関係を持った場合は女性の夫側からの厳しい追求なり、訴訟なりが待ち構えていました。


この法律は68年前に廃止されました。



37才
女性にこんな不利な法律があったとは知りませんでした。


女性の人権や生きる選択肢を奪う法律を平気で作っていたことにびっくりです。

和氣
日本の女性はこんな過酷な環境を耐え抜いていきてきました。従って粘り強くしなやかに奥深い人格が形成されたのです。
私達はこんな素晴らしい母親からうまれ、そして育てられたのです。



母への感謝の花


花束を感謝を込めて母へ!





真心のささやきをあなたへ❤️



和氣先生との対話もご覧になって下さい↓