1月30日 安芸の小富士の夜明け


金輪島の朝焼け




37才
千利休さんがお茶室の中は身分の上下をなくしたと聞いています。

将軍やお大臣、大名、貴族などの偉い人達が納得して茶の湯を楽しんだのはどうしてでしょう?



和氣
詳しいいきさつは判りませんが


お茶室の作りとも関係があると思います。


まず露地と呼ばれるお庭を通って草庵に近づきます。



入り口の手前脇につくばいが置かれていて、そこで手と口をすすぎます。




つくばいとは、石でできた手水鉢(ちょうずばち)で茶室に入る前に手と口を清めます。




これは手と口を清潔にするという意味だけではなく、


身も心も世俗のちりあくたを落として

けがれを祓うのだとのことです。



37才
いろいろ手続きがあるのですね。



露地と聞くと狭い小径(こみち)が思い浮かぶのですが、何か仕掛けがあるのですか?





和氣
露地には飛び石が敷いてあって、その石の上を歩く決まりになっています。


ですから石を踏み外さないために下を見ながら歩くので自然に頭を下げるようになるのです。



お茶室の入り口をにじり口といいますが、小さな入り口で頭を下げて、しかも体をかがめないと入れません。


膝や腰を痛めると大変です。


ここでも大きく頭を下げざるをえません。


自分の足元を見ないわけには行きません。



武士は刀を外さなければ入れません。





37才
利久さんは凄い方ですね。


頭を下げたことのない人に自然に頭を下げなければならないようにする工夫はお見事ですね。感心します!



和氣
茶の湯の主人公を亭主と呼び、


客は亭主に従い


亭主は客を貴人の如くに遇するように教えを受けていますので、


茶室の中は戦国の世であってもそこだけは別世界だったのです。



37才
お茶室の中は狭くて薄暗いのですが、これはどうしてでしょう?





和氣
自然と宇宙を感じるためなのだと説明を受けました。


茶事はゆったりと時間をかけて行われるので、

太陽の光、月の光などが良く感じられるのだと



日が蔭って行くその様子が室内に独特の雰囲気をかもし出すとも言われています。



一期一会は茶道から出た言葉です。
その意味は一生に一度かぎりと心得てそのことに専念することを意味しています。




日本🇯🇵で生まれた独特の思考形態
です。







Hさんの感謝の花束と祈り代




お供え物

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