10月30日に2022年度の国家公務員 就職氷河期世代の1次試験が実施されました。

今年が3回目のようです。

それまでに2回、試験があったことすら知りませんでした。

 

今回の試験は、受験申込可能期間の初日に、なぜか急に知ることになりました。

受験しようと準備していたわけではありません。

何となく、気になって調べてみて、知ることになりました。

 

今までは公務員、それも国家公務員については、ほぼ何も知りませんでした。

受験するには年齢制限がある、だから関係ないと思っていました。

 

それが自分の世代に特化した試験があることを知り、しかも非常に関心のある省庁で1人ですが募集されているので、受験してみることにしました。

 

色々な資格試験を受験してきましたが、公務員試験は就職活動をした25年前に一つ受けただけです。

それも、全く関心のない内容だったので、いい加減な解答をした記憶があるだけです。

我ながら酷い受験者だったと思います。

 

今回の試験は、1次試験の学科40問と作文、2次試験の面接、の2段階になっていました。

まずは1次試験をクリアしないといけません。

 

試験内容がどのような内容なのか、全く知りません。

受験案内に「こんな感じ」、という内容で少し記載されていました。

 

その例題を見たときに、「なんじゃ、これは」と感じました。

また算数(数学)が必要になること、資料解釈があることを知りました。

何の意味があるのかと考えました。

 

すると、資料解釈は公務員、国家公務員であればとても大切になるような気がしました。

データをどのように解釈し、分析するか、と言う点です。

算数(数学)は、職務で用います。当たり前と思いました。

あと、どんな内容がでるのかについては?でした。

 

試験当日、行ったことがない大学での受験でした。

資格試験等で、県内の大学等は一定数行ったことがありますが、この大学は初めてでした。

 

何だか受験者が多いように感じました。

私が受験する区分は、受験者が多い事を後で知りました。

 

ただ、申し込みをしただけで、受験しない人も一定数いました。

おかげで空席があったので、試験問題を解きやすいと思いました。

 

試験慣れしているつもりでした。

そのため、試験問題を見ることができたときに、まず全ページを軽く見ました。

明らかに前半に「読め」、という長文問題が集中していました。

めんどくさい、と思いました。

そこで「最後から解く」方法に決めました。

 

とはいっても、「なんじゃこりゃあ」、という問題が色々と出てきました。

「知るか」と思いましたが、解答しないといけません。

しかも、問題数と量に対して試験時間が短いです。

比較的、パッと答えられる問題を優先することにしようと思いましたが、どれも十分に時間を使わされる内容でした。

 

資料解釈の問題は、例題に「こんな感じ」とあったので、資料の見方はできるようにしておきました。

おかげで「時間を掛ければ」解答できる内容でした。

しかし、時間を使いすぎました。

 

前半部分に「超めんどくさい」国語の長文問題がいくつかありました。

残り時間が迫っているときに、とどめのように英文問題もいくつかありました。

 

じっくり読めれば、おそらく解答できる内容と思いましたが、時間的な余裕が全くなく、1問につき20~30秒で答えないといけない状態でした。

 

仕方がないので、「奥義」を発動しました。

 

実際は奥義と言うレベルではないのですが、試験慣れしている人であれば、問題文の長文を全く読まずに、回答欄にある選択肢だけで答えることができる人もいるはずです。

 

これが私の奥義、「問題を読まずに選択肢だけ見て答える」、です。

 

この技のおかげで、ギリギリ解答できました。

解答できていますが、本体の長文を読んでいないので、合っているかどうか分かりません。

とりあえず学科試験は終わりました。

 

ほとんど休憩時間もなく、次の作文試験になりました。

「横書き」でした。

600字程度、1枚です。

 

試験官から、裏面に書いても良い、と指示がありました。

ですが、これは逆の意味ではないか、と感じました。

裏面に書く=表面にまとめる力がない、という証になるように思いました。

そこで、きっちり表面だけに収めようと書く前に考えました。

 

書くのは得意です。

その代わり、いかに内容を濃くするか、読みやすくするか、は頭を使います。

テーマは普遍的な内容でした。

すぐに書き始めようかと思いましたが、止めました。

 

少し、内容について箇条書きにしてから書くことにしました。

ダラダラ書くことになると、その時点で読み手=採点者は不快になります。

他の受験者の書く音が気になりましたが、あえて書き始めを遅らせて、構成を考えました。

 

今回は、起承転結方式を選びました。

作文、論文、ともに一定の書き方があります。

専門学校等で相当に練習してくる人が多いこと、書き方がある程度決まっていることを後で知りました。

 

この書き方を訓練している人の場合、何となく似たような書き方になるはずです。

今までの自分流の書き方で書きました。

 

いかにも予備校の解答、にはなっていないと思います。

採点する人が「なるほど」、と思えるように書きました。

今まで600字程度の作文で、今回のように考えたことは殆どありませんでした。

 

バランスを重視し、マス目を無駄なく使いました。

パッと見た時点で、読んでみようと思うような書き方にしました。

起承転結がひとめで分かること。

内容が正しくつながっていること。

言いたいことは何か、結論があること。

 

これらを考えて書きました。

試験時間が限られていること、おまけに「手書き」なので時間がかかることに

注意しました。久しぶりに手書きで書いたので疲れました。

 

はみ出ることなく、最後のマスで書き上げました。

途中、余ったマス目にも、無駄なく言葉を足しました。

結果、自己満足できる内容と、仕上げになりました。

 

16年前に受験した、建築士試験の製図試験を思い出しました。

内容は全く異なりますが、仕上がり具合については同じ満足感がありました。

 

約1か月後の今日、1次試験の合格発表がありました。

合格でした。

次は2次試験の面接です。

 

問題は人数です。

私が考えている省庁の予定されている募集人数は、1人です。

おそらく受験者が集中すると思います。

ここからは「運命」と思います。

やれるだけやる、のみです。

 

人事院が結果を公表していたので、見てみました。

今回の1次試験は、全国で5,532人が申し込みをし、3,294人が実際に受験しました。

その結果、1,040人が合格しています。

 

ただ、内容を見てみると興味深い事が分かりました。

技術、刑務官区分は、実受験者の8~9割が合格しています。

驚きました。

 

私が受験した事務区分の場合、地域ごとの差が大きい事も驚きました。

最も合格「率」が低かったのが、関東甲信越です。

1,479人が受験し、合格者は183人でした。

やはり激戦区だったのかと思います。

 

反対に私が受験した九州では、281人が受験し、163人が合格です。

6割弱の合格者です。

なぜ、こんなに差があるのか興味深いです。

 

おそらく「作文」が合否に大きく影響したのではないかと思います。

マークシートの点数は良いに越したことはありません。

しかし、作文に受験者の考え方、生き方が現れたのではないか、と感じます。

 

新卒ではなく、氷河期世代です。下は35歳、上は55歳くらいまでが受験可能な試験です。

あきらかに社会経験による考え方が、作文に現れると思われます。

 

全体でみると3分の1まで減らされました。

ここから2次試験でさらに絞られます。

どのような面接試験になるのか、楽しみです。

 

面接が楽しみというよりも、普段は入ることができない省庁の内部に入れることが嬉しいです。

試験を楽しむ人は少ないかもしれませんが、この年齢になって初めて受験してみたいと思った国家公務員試験です。

縁があるかどうか、かもしれません。

 

内部に入れるだけでも嬉しいので、実際に面接官に会えることも楽しみです。

一般客ではない、厳しい試験をクリアした人だけの世界です。

おまけに一般人と接することが少ない世界の人たちと思います。

よく行く市役所や役場と異なり、どんな感じの世界なのか知りたいです。

 

来月の面接、予約が必要とのことですが、流れもいまいち理解していません。

とりあえず、ルール通りにやってみようと思います。