10月は金融機関では異動が起こりやすい月です。

年度末の異動よりも、10月の異動が多いように感じます。

金融機関では、3年から5年くらいのスパンで強制的に部署が

異動になることがあります。

 

色々な癒着や不正行為を防ぐためです。

一般的な企業でも、転勤先があれば、内容によっては転勤があります。

転勤しないという職種や契約方法もありますが、通常は転勤がある人の

ほうが地位や所得が向上しやすいです。

 

企業にもよりますが、一定の準備期間を設けて異動する場合は良いと思います。

しかし、短期間の場合、それも2,3日しか無い場合は大変です。

まず、後任者に引き継ぎ事項があります。

後任者も時間が限られていることが多いため、かなり大変なことがあります。

 

引継ぎが全く問題ない仕事として考えられるのは、この国の大臣と思います。

先日も、総理になり損ねた人が、引き継ぎ書などムダ、として完全に無視して

いました。そもそも引き継ぐ内容がない、とも言えます。

重要な内容は、大臣ではなく実務者が担っているからです。

ただ、担がれているだけ、これが現在の大臣の姿と思います。

どんなアホでもできる仕事の一つに、大臣の仕事が出てくることがあるかも

しれません。

 

さて、先ほどの金融機関の担当者の場合です。

住宅ローンに関わっていた場合、実行済みならまだ早いです。

しかし、審査中や実行前の場合は、正しく引き継がないといけません。

引き継いだ後、実行すれば完了、ではありません。

平成の終わり頃までであれば、これでも良かったです。

 

ところが、今は違います。

住宅ローンの実行「後」、が問題になるからです。

普通は住宅ローンなので、実行後は借主=債務者が居住しています。

その場合、何も問題はありません。

 

注意が必要になるのは、数か月後からです。

半年後に「融資を実行した物件に担当者が確認に行く」場合です。

何を確認に行くのか。

債務者が居住しているかどうか、を確認するためです。

 

善良な人であれば、何を言っているのか理解できないはずです。

悪質な連中が増えてきたからです。

銀行側も余計な手間が増えています。

数か月後に確認に行くと、債務者ではない人が居住している、ことが

発生しているケースがあるからです。

 

何が起きたのか。

最初のうちは債務者が居住しています。

正しくは、住民票は移転しています。

それだけ、です。

居住実態がありません。

なぜか。

 

賃貸にするためです。

数か月後に金融機関の担当者が現地を確認すると、債務者ではなく、

「賃借人」が居住していることが増えています。

 

全て誤り、ではありません。

急な転勤等で一時的に賃貸している場合は、認められます。

しかし、最初から賃貸することが目的の場合は、違います。

 

なぜ、そんな面倒なことをするのか。

理由は単純です。

融資の実行金利の差、です。

 

住宅ローンの金利は非常に低いです。

優遇されています。

しかし、賃貸目的の場合は利用できません。

事業用のアパートローンになります。

すると、実行金利が住宅ローンよりも高くなります。

利息が増える=利益が減る、となります。

だから、住宅ローンを利用しようと企てる輩がでてきます。

 

フラット35では、かなりの件数が摘発されました。

しかし、宅建業法等の行政罰は受けていません。

国が本腰ではない、ためです。

何か裏があるのではないか、と考えられます。

今の族議員等に、摘発されたり、業務停止等を受けると困る

者がいるのではないか、と感じます。

 

フラットではバレたので、民間の住宅ローンを悪用しようとする連中が

でてきました。その被害を銀行が受けています。

 

そのため、事前審査の段階から、申込用紙に追加された内容があります。

「投資目的ではないこと」という項目です。

騙して融資を実行した場合、契約違反なので、即、全額を一括返済させられ

ます。分割払いができる利益=期限の利益は失います。

一括返済ができない場合、物件は差し押さえ、競売です。

さらに不足金がある場合、給与所得者であれば、会社の給与等を差し押さえ

されることがあります。会社は驚きます。

 

第三債務者の会社宛てに、給与差し押さえの通知が届くからです。

ここで、副業が認められている場合、まだ救いはあります。

認められていない場合、最悪です。

本業も失う可能性があります。

 

正しく活用しない人は、後悔する結果が待っています。

不動産投資を安楽に考えないこと、が大切です。

事業なので、自分が総責任者です。

他人任せで上手くいくことは「あり得ない」、と思うべきです。

 

もし、今、何らかの投資物件を買おうとしている場合、住宅ローンで

申し込んでいないか、確認することです。

進む前なら、策はあります。

進んでしまった後は、ロクなことがない場合があります。