今年の春頃から、新省エネ基準を参考に自宅の改修方法を検討しています。

Ua値で考えたとき、屋根、外壁を追加するカバー工法と、内窓の設置案を

考えました。

 

考えるときは最大値で考えるようにしています。

そうすると、後で再検討、推敲したときに判断がしやすくなることがあります。

今回は、屋根と外壁をガルバ+断熱材仕様、窓は単板ガラスから防犯ガラスにし、

内窓をペアガラスで全て追加、シャッター雨戸を設置できるところには設置する案

から始めました。

 

予想通りの金額になりました。

この時点が最大です。これより高くなることはありません。

次は、費用対効果の検討です。

Ua値は既存住宅に性能を向上する方法なので、計算方法にもよりますが、数値は0.55

くらいになりました。これでも地域区分の基準0.87は大きくクリアしています。

 

w/㎡k、単位面積あたりの通過する熱量の数値がUa値です。

低いほど熱の通過、損失が少ないことになります。

自動車であれば燃費、電費となります。

 

ここで考えるのが、バランスです。

燃費を追及すると、使用する材料や手間が大きく変わります。

総費用が一気に高くなってきます。

燃費の向上による、省エネ効果=対価の減少額がポイントになります。

費用に対しての効果が良いかどうか、が重要です。

 

すると、初めに考えた最大値の案は、総額に対する省エネ効果は良い、とは言えませんでした。

たしかに性能は向上しますが、得られる効果=費用の削減額が疑問でした。

 

再検討が必要になりました。

では、どの程度が最も効果が良いと言える内容になるのか、です。

各々を検討しました。

屋根と外壁からです。

ガルバ+断熱材ではない場合、これに準ずる内容は塗装です。

その塗装も単に塗り替えるだけでは省エネ効果はありません。

省エネ効果があるのは、遮熱塗料の場合です。

屋根と外壁を遮熱塗料で塗装した場合の費用を算出しました。

 

熱の通過は屋根、外壁よりも桁違いに大きいのが窓です。

防犯ガラス+ペアガラスを、単板ガラス+ペアガラスに変更してみました。

産廃がなくなりました。

シャッター雨戸を追加するのは同じです。

そうすると、シャッター雨戸+単板ガラス+ペアガラスとなりました。

防犯性も十分に向上します。

産廃もなくなり、処分費用も不要になりました。

 

13年経過しているので、外壁のコーキングは打ち替えが必要です。

メンテナンス+性能向上が省エネ基準を考えると必要です。

現在の遮熱塗料は、耐久性が向上しました。

15年程度は維持できると思われます。

年々、性能が向上していますので、次の改修時には更に性能が上がっている

ことが予想されます。

 

メンテナンスは定期的に行うべきです。

ノーメンテナンスは聞こえは良いのですが、健康診断で考えると、自己診断で

ほったらかしと同じです。いつの間にか劣化していることがあります。

傷口が大きくならないときに手を施すことが、結果として費用の削減につながります。

 

改修方法を変更したことで、総費用は約半額になりました。

今回、内窓を設置するので、次回は不要になります。

次の15年後は、そのときの塗料や材料、技術で考えます。

今のまま技術が進歩しない、これは考えられません。

そのため、費用の「かけすぎ」は避けるべきと考えました。

 

問題は、工事の時期です。

北部九州は例年よりも1か月、早く梅雨入りしました。

そのため、梅雨の時期は塗装等には適しません。

梅雨が明けると気温が上昇します。

外気温が30度以上になると、屋根や外壁の表面温度は倍以上になることが多いです。

この条件も工事には適しません。

足場を組むので、台風には要注意です。

そうなると、気温が30度以下くらいで台風の影響がない時期が良い、となってきます。

 

以前の考えのままであれば、今月か梅雨明けに工事に取り掛かるつもりでした。

しかし、危険と思われるので、延期します。

安全に作業ができる時期まで「待つ」ことにします。

おそらく秋から冬になる頃と思います。

 

突き進むだけではなく、待つ、退く、見直す、改める、が大切と思います。

何かの漫画内で「退かぬ、媚びぬ、省みぬ」と言っていた悪役がいました。

論外です。柔軟に考え直すべきと思います。

今の五輪が典型です。

突き進むことしか考えていない、解釈を好き勝手することで、困難を克服することで・・・

という理由付けをしています。そうではなく、止めろ、見直せ、考え直せ、改めろ、という

考察をすることができないのか、と残念に思います。

 

まず、自分のことを検討します。多角的に検討し、最も良いと思う結論を出しますが、

推敲し、再検討してから判断します。

今回は、十分な検討ができていると思いますが、時間的な猶予があるので、ギリギリまで

工事そのものをすべきか否か、まで考えを掘り下げようと思います。