木材を使用する産業では、いよいよ材料不足が顕著になってきました。

地方の木材まで高騰し始めています。

部分的な修繕などのように、使用する量が少ない場合、さほど影響はないです。

しかし、住宅建設の場合、一気に使用量が増えます。

さらに建売業者のように、棟数が多いと比例して影響が大きくなります。

 

便乗値上げにも注意しないといけません。

どさくさで値上げされることもあります。

原因の主な内容はコンテナです。

輸送量が減ったこと、輸送できても荷下ろしに手間取っていること、などが

原因です。そのため、コンテナが返ってきません。

返ってこないと、新たなコンテナが必要です。

そのコンテナが不足しているのが現状のようです。

 

完全に忘れ去られているような港湾事故があります。

運河を塞いだ事故です。

ここで停滞したことも影響しています。

全くのように報道されないので、不思議に感じます。

 

さらにコンテナは、建設資材だけを運搬しているのではありません。

言うまでもなく、大量の食料品も輸送しています。

特に原材料です。

日本では小麦が重要です。

輸入が多い原料です。

その小麦の輸入にも問題が発生しているようです。

 

原産国での収穫量が大きく減少しています。

そうすると、輸出量が減ります。

自国での消費を優先します。

すでに輸出を停止している国がいくつかあります。

 

小麦の輸出が減ると、原料を使って製造する食品が減ります。

需要はあるのに、供給が減る=価格が上がることになります。

国内の小麦の状況は、むしろ余裕がある状態です。

コロナで消費が減っているからです。

しかし、世界全体でみると、大きく不足することが懸念されます。

 

生活に関係する内容が不足することが連鎖してきました。

今はコロナワクチンのことしか報道されていませんが、数か月後には

世界各国から食糧危機が問題視されると思います。

 

住宅産業は自動車と同様に、多くの関連産業があります。

どれかが停滞すると、他にも波及します。

自動車では、半導体がその例です。

全体から見れば小さな存在と思います。

しかし、無いと生産できません。

 

食料品も同じです。

小麦が無くても平気という人は、小麦が使われる分野を知らないのだと思います。

回りまわって、なぜこれが無いのか、ということが起きて初めて理解するのでしょう。

また、国内では余裕があるので、何も心配しないという人も相当数いると思います。

 

大きな産業が、ジワジワと真綿で締められているような状況に見えます。

打開するには、流れを良くすることが必要です。

コンテナの流通をスムーズにすることから、と思います。

また、船以外で大輸送ができるようにすることも必要になると思います。

 

ジリ貧、という言葉が浮かびます。

このまま進むと、ゆでガエル状態です。

危険です。

そこに自然災害が追い打ちをかけることも考えられます。

 

とりあえず、完全な先読みはできなくとも、若干の読みはできるはずです。

まず、食料品の確保と備蓄を行い、ワクチン接種と並行しながら、治療薬の

開発を優先すべきと思います。

半端な状態を続けると、一気に破綻することが考えられます。