91.天の意思は霊妙である

節操の固い人物は、自分から進んで幸福など求めないが、天はかえってその心に惚れ込んで、幸福の窓を開いてくれる。

陰険な人間は、不幸を免れることばかり考えているが、天はかえってその心につけこんで、容赦なく不幸を下す。

天の働きは何と霊妙なことか。その前にあっては、人間の知恵などまるで歯が立たない。

 

80歳以降の人で世間から批判される場合、非常に情けないと思います。一般的に寿命が85歳くらいまでが多くなっています。85歳を寿命と仮定すると、80歳は余命5年。

その最後の5年の姿が重要です。

考え方は複数ありますが、その人の評価をするには、「最後の5年間」が重視できます。ここに集約されていることが多いから、です。

 

最後の5年だけ良かった人、それまではガタガタだったとしても、人として良い人と言えます。

問題は逆の場合です。最後の5年が悪い人は、人生すべてを否定されることがあります。

むしろ後世から批判される可能性も残ります。

 

今、問題になっている85歳前後の人が数人います。筆頭は、83歳、ようやく会長職を退きました。内部で決めていたと思われる84歳は、世間の批判の風に耐えきれずに、辞退、というよりも逃げました。胆識が高ければ、その程度の批判など追い風に変えるくらいの力があるはずですが、無いので消えました。

さらに問題の89歳がいます。多くの人を死傷させた事実を認めようとせず、醜く争っています。挙句の果てには責任を転嫁しています。日本人の「恥」と思います。

このような醜い者は、直近に迫っている死後の裁きで激しい後悔をすると思います。

 

仮に車両に問題があった場合、己の死後に事実であれば必ず解明されます。行うべきは、現世でのできる限りの償いと思います。また、工学の知識も人並み外れて有していたのであれば、自ら証明すればいいだけ、です。まずは、己が起因したことによる被害者への少しでも苦痛を和らげる行いをすることです。

 

これができない、分からないということは、本物の完全なるバカであると、私は思います。試験の点数が良い、これで決まるのは表面的な順位だけです。人として最後の最後でバカを露見すること、これほど恥ずかしいことはありません。教育者たちは、人として良いか、愚かか、この事実を学ばせることが大切と思います。

 

死後に貶される者、人間失格と言えます。こうならないように、精神を鍛えていきたいと強く思います。