日本は、言うまでもなく地震が非常に多い国です。

マグニチュードとは別に国内用に震度として表現されています。

震度7がいくつか発生しました。

非常に大きな被害を及ぼします。

そのため、住宅では地震の対策が色々と考えられてきました。

大きな地震が発生するたびに、建築基準法も改正されてきました。

法律では、「耐震」が基本です。

いかにして地震に耐えるか、ただし、複数回の巨大地震に耐えるという

考え方ではなく、1回は倒壊せずに持ちこたえる、という基準です。

 

複数回、連続では耐えられません。

1回は何とか持ちこたえることができるように基準が作られています。

持ちこたえるのであり、無傷ではありません。

 

地震対策としては、地震のエネルギーにブレーキをかける、制振があります。

ダンパーでエネルギーを吸収することで、被害を低減します。

 

揺れそのものを伝えさせない、免振もあります。

基本的に基礎部分に巨大な免振装置がつけられます。

これもゼロではなく、住宅本体に伝える振動を減らすことが中心です。

 

共通しているのは、基礎が頑丈であること、です。

地盤面に強固に固定された基礎と、地震対策がセットになっています。

 

地震については強い住宅が多いです。

ところが、水害については対策がほとんどされていません。

地震を中心に対策をすると、水害への対策とは反対になることが増えます。

 

水害対策は、水に強い構造が求められます。

水没に強くする、水に浸からなくする、地盤面と高さ=距離をとる、などが

あります。ですが、今回の水害のように、2階部分まで浸水するレベルの場合、

この方法では対応できません。

 

地震と水害の両方に対応するには?と考えないといけません。

そうすると、地震は揺れが問題です。水害は、水が問題です。

揺れと水を同時にクリアする方法は、現在の建築基準法にはありません。

相当な法改正が必須になってきます。

 

個人的にクリアする方法を検討中です。

実現可能な費用、コストでないと無意味です。

揺れについては、地盤面に強固に固定されていれば、直撃します。

強固に固定されていなければ、軽減できます。

水については、「浮く」ことが最善策と思います。

 

この両方の考え方を進めていくと、「水に浮く家」「地盤面と離れた家」と

なってきます。現在の日本の法律では、実現できません。

早急な改正が必要と思います。

 

地震の時に、住宅が地盤面と離れていれば、大幅に被害を減らすことができます。

地震を断つ、断振、です。

水害も同じです。

水圧に耐えるのではなく、浮くことが最良と思います。

断振と浮力が住宅に必要な条件になってきていると思います。

 

そうすると、水害の酷い地域が参考になります。

海抜が低い国、頻繁に水没する国の住宅です。

フロート住宅、船のような住宅になってきます。

 

断振だけであれば、機械によって浮かせることができます。

すでに実用化している会社もあります。

水害には未対応です。

地震を断つことはできても、水害まではクリアできない構造です。

 

考えるべきは、地震の時は地盤面と「ズレ」を作ることで被害を低減し、

水害の時には「浮く」ことで回避することと思いました。

 

構造を考え直すべきと思います。

基礎部分を船の船底のような造りにすることが考えられます。

水害時には浮力で対応できます。

 

地震に対しては、船底部分にさきほどの「断振」装置を設置することと

思います。この二段構えであれば、両者に対応できるように思います。

 

地震、大水害のときには、ライフラインは絶たれます。

上下水道の配管等は切れます。

むしろ「切れやすいように」すべきかと思います。

平常時になったときに、復旧しやすい構造が良いと思います。

 

ソーラーと蓄電池は必須です。

貯水槽も設置すべきと考えます。

非常時用としての容量です。

電源と水を一定日数分確保することで、災害が発生しても自力で

対応できます。

 

避難所があっても、避難所が安全とは限らないからです。

今回、避難所に指定されていた建物が使えない事例がありました。

安全な「自宅」を多く作るべきと思います。

 

地震と水害に強い家、これが求められていると思います。