2021年1月6日、ワシントンDCの議会議事堂へトランプ元大統領の支援者らが殴り込みをかけた事件の続報です。

 

 

この事件に関して、Q(アノン)側は、「実行したのはアンティファやBLMなどだ!」「リンウッド弁護士は議事堂襲撃は呼びかけていなかった」とすでに「切り捨てた」様子で、具体的な情報は流されていないようですが、一般のニュースメディアでは続報が続けて入ってきています。

 

現時点でわかったことをいくつかこちらでもご紹介させていただきます。

 

 

★トランプ元大統領は扇動していた?

 

まず、トランプ元大統領がこの事件を呼びかけ、扇動していたかどうかについて調べていました。

現在の、第二回目の弾劾裁判の焦点になります。

 

彼もツイートのアカウントを削除はされているものの、Facebookなどのアカウントは削除から数日で復活していました。

 

メディアなどでは、「トランプ(元)大統領がこの襲撃事件を呼びかけた主犯格」とされています。実際にFacebookで過去の情報を確認しましたが、彼自身が具体的にこの暴動を呼びかけている様子は明記されておらず、残されていたのは逆に冷静になるようにという呼びかけだけでした。

 

 

 

 

1月6日:「米国議会議事堂の皆さん、どうか平静でい続けてください。暴力はだめですよ!

私たちは法と秩序のグループです。法と職員を尊重してください!」

 

I am asking for everyone at the U.S. Capitol to remain peaceful. No violence! Remember, WE are the Party of Law & Order – respect the Law and our great men and women in Blue. Thank you!

 

 

では、当日の現場での彼のスピーチを見てみましょう。

 

 

 

 

この際のトランプ元大統領のスピーチ全文の書き起こし(英語)

 

 

この中では、単に「これから皆さんが議事堂に向かうことを私は知っています」「議事堂に向かって穏やかに歩いて行きましょう」といった表現が、何度か繰り返されている程度のようです。

 

 

 

 

 

★トランプ元大統領に恩赦を懇願する逮捕者たち

 

★ジェナ・ライアン(不動産仲介業)

 


「大統領の命令に従っただけ」:テキサスの不動産業者ジェナ・ライアン
議事堂襲撃事件後に逮捕されたものの、自らは大統領の言うことを「聞いただけ」であり「恩赦がふさわしい」と訴える
【動画】
'FOLLOWING MY PRESIDENT'
Texas realtor Jenna Ryan says she ‘deserves Trump pardon’ because she was ‘following orders’ after Capitol riot arrest

https://www.thesun.co.uk/news/13763489/texas-realtor-jenna-ryan-trump-pardon-capitol-arrest/ 

 

 

まず、このタイトルに出てくる女性について調べてみました。

 

テキサス州で不動産仲介業を生業とする彼女は事件当日、テキサスから自家用ジェットを乗り付けてワシントンDCに到着。その後、襲撃事件を生放送で報道していました。

 

逮捕後は、「大統領に言われた通り」議事堂へ向かっただけだと主張しています。大統領自身は特に扇動している、と言えるほどの強い表現でもなかったかと思いますが、毎日触れるオンライン情報を見ている間にそういう命令があったと思い込むに至ったのかもしれません。

 

 

ツイッターを見る限りでは、トランプを熱心に支援するパトリオットで間違いなさそうですし、不動産仲介業者でアンティファということはありえないでしょう。

 

 

 

https://twitter.com/dotjenna

 

 

 

複数のニュース源によれば、この女性は逮捕後に「弁護費用」を賄うためにとPaypalを利用し、募金を集めていましたが、Paypalなどからも締め出されて募金はできなくなったとのこと。

 

 

 

募金に関しては、こんな発言もしていた様子です。ちょっと目を疑ってしまいます。

 

「私は募金なんて本当は必要ないんですよ。ただ他の人たちに貢献して、祝福されるチャンスをあげただけで。

 

私に募金をしてくれる人たちは誰でも、計り知れないほどの祝福を受けることでしょう」

 

 

 

 

 

★ジェイコブ・アンジェリ(「Qアノンのシャーマン」)

 

 

私の一番のお気に入りはこの人です。記憶に鮮明な方も多いことでしょう。

 

シンプソンズのキャラクターをここまでの完成度で再現させ、実際に現場にいった努力は私は高く評価しています。

 

この人についても、実は工作員だったなどという噂も見かけていましたが、事実はもっと奥が深い?ものでした( ´艸`)

 

こちらの記事では、彼の不断の姿やステッカーまみれの年季の入った自家用車の画像を見ることができます。

 

「Qアノンのシャーマン」は、ママのうちに同居する俳優になりそこねた33歳

 

 

「Qアノンのシャーマン」:本人の要求通りに刑務所の中でオーガニックの食事が提供されることに

 

食にこだわるシャーマン!

 

 

ジェイコブさん(通称、ジェイク)の母親宅に駐車していた自家用車のステッカー。

 

 

自動車に貼られたステッカーを見る限り、これが本当なら工作員やアンティファやBLMの工作員という可能性は・・・低そうと言わざるをえません。。。

 

 

 

 

★トランプ支援団体のProud Boysの代表はFBI工作員・情報屋だった?

 

プラウド・ボーイズについて、詳しくはこちらから。

 

ウィキペディアより

 

プラウド・ボーイズProud Boys)とは、男性のみによって構成されるアメリカ合衆国およびカナダのオルタナ右翼団体[1][2][3]である。カナダのエッセイストであるギャビン・マッキンズによって2016年に創設された。

現リーダーはラテン系アメリカ人によるドナルド・トランプ支持団体「ラティーノス・フォー・トランプ英語版」の幹部でもあるプエルトリコ系アメリカ人のエンリケ・タリオ英語版である。

 

 

独占記事:プラウドボーイズのリーダーは司法当局の「情報屋」だった

 

 

ロイターの情報によれば、このリーダとされるプエルトリコ系男性エンリケ・タリオ(Enrique Tarrio)に関する過去の訴訟文書から驚きの事実が明らかにされているようです。

 

 

元検察官、そしてロイターが入手した2014年の連邦裁判所の訴訟の記録によれば、プラウドボーイズの過激派グループのリーダーであるエンリケ・タリオは、連邦および地方の法執行機関の情報提供者として過去を過ごし、2012年に逮捕された後、捜査官の覆面捜査を繰り返していたとのこと。(ロイター)

 

 

つまり、警察などの「情報屋」だったということです。

 

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また彼の身元に関するニュースが出回る前、事件直後にこのプラウドボーイズがトランプから寝返ったという情報も出ていました。

 

 

「完全な失敗」:トランプを蔑むプラウドボーイたち

 

 

リーダーや数千人のメンバーは、何年にも渡り、トランプ大統領への熱心なサポーターで、事件当日もメンバーの数名が議事堂の現場にいたそうです。

 

プラウドボーイズの他のリーダーJoseph Biggsはフロリダで不法侵入などの容疑で逮捕されています。その他4名のメンバーも、逮捕されていました。しかし彼らに対し、ドランプ大統領は恩赦を与えなかったことから同団体からの怒りを買ったということです。

 

・・・といっても、トランプの支援者の方であれば、「工作員なら逮捕されて当然」と思われるかもしれませんが、工作員であることが判明・公開されているのはとりあえずリーダー格の男性のみ。他のメンバーは「リーダーやトランプ元大統領を素直に信じて」犯行に至った可能性もあります。

 

 

ちなみに the Oath Keepersや America First、the Three Percenters などその他の元トランプ大統領支援の極右団体からも、トランプ大統領に対する失望や怒りの声が出始めているとのこと。

 

 

Qアノンは反対勢力のデータ収集と操作を目的にした諜報機関の心理作戦

 

 

数年前に翻訳したのがこちらの記事でした。そんな可能性もあるかと思って見ていましたが・・・

 

 

 

 

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トランプ元大統領を素直に、純粋な心で信じていた人たちがことごとく裏切られたのは今回が初めてでもありませんが、今回のはさすがに。。。

 

フロリダには「元大統領のオフィス」が設置されたというニュースも駆け回っていますが、そこがこういった熱心な信者さんたちの救出を行うかどうか、今後気になるところです。

 

 

大統領としての免責特権を失った後のトランプは、多数の訴訟に対応させられる可能性・懲役の可能性も

 

 

トランプがフロリダに帰還した後、メンバー権の解約が続出

 

 

 

その他のニュースでは、議事堂襲撃事件後にはそれを理由にトランプのビジネスとのつながりを遮断する銀行や企業がかなり出ているとのことで、経済的にも、訴訟の対応だけでもかなり大変そうですが。。。(その他、政治的な理由で同氏所有の不動産の価値が落ちた場所も複数あるようです)

 

 

 

イヴァンカ夫婦も、ワシントンDCを離れてマイアミの超高級住宅街に移住

 

 

 

 

トランプ最後の日:マレニア・トランプの$3,700のドレスが話題に

 

 

この、最後の最後にマレニアさんが着用していたドレスは、私自身は(お値段以外は)結構好きですが、シャワーカーテンのようだなどと批判もあった様子。

 

 

でもこういった羽振りのよいニュースを見ていると、財政的に厳しくても遣うところは遣ってるようなので安心ですね!さすが借金王?!