7月7~8日の間、ドイツのハンブルグでG20の首脳会議が開催されます。
この件について情報を確認していたところ、(いつも通りですが)同じニュースなのに報道内容が全く違うことに気が付きました。
7月6日付の日本の報道で、次のものがありました。
G20控え厳戒態勢=テロ、暴動警戒-独ハンブルク
【時事通信】
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017070600746&g=int
各地方から警察官が呼び出されて、ハンブルグに1.9万人招集したのだとか( ゚Д゚)
「 暴力的な無政府主義者 」暴力的なアナキストのことですね。
たしかに集まっているようです。
そういった過激な反体制集団がハンブルグに8,000人は集まることを予想しているということで、商店などはバリケードを張り巡らしているのだとか。ギリシャや、トルコ、フランスなどでの以前の暴動を考えると、賢明ですね。昨年のアノニマスのデモでも、デモ参加者以上に警察官が配置されてました( ´艸`)
また昔、日本でワールドカップが開催された際、日本でも「海外からフーリガンがやってくる!とんでもなく暴れる!」と騒がれて、試合会場周辺では特に少し混乱状態だったように覚えています。当日は、酒屋からビールが消えたくらいであとはいたって平和なものでしたが。
・・・と話をもとに戻しますが、この日本のニュースを見ていると、まるでハンブルグはG20を迎え、「息を潜めて」、じっとしているかのように思われます。
しかし実際には、ハンブルグはとんでもないことになっていました。
「デモ」というよりは暴動、あるいは市民戦争とも言えそうなものです。
(画像:「G20 Hamburg」 画像検索結果)
ロシアのメディアRTの報道動画はこちら。
G20首脳会議を直前にハンブルグでデモ活動
Protests hit Hamburg ahead of G20 meeting (STREAMED LIVE)
「暴力的な無政府主義者」ということでしたが、実際により攻撃的で暴力的なのはどちらでしょう。
一部では実際にかなり暴力的な行為があったようですが、この動画を見る限りはかなり平和に歩いているだけのように見えます。民衆の数と勢いがすごいので、警察官がタジタジになっているように見えます。でも女性などの参加者も多く、歩いているだけなので手も出せませんね。
7月4日付のRTの記事
G20反対デモの参加者に対し、放水車を配置するハンブルグ警察(写真、動画)
Hamburg police deploy water cannons against G20 protesters (PHOTOS, VIDEOS)
https://www.rt.com/news/395307-hamburg-police-g20-protesters/
G20反対デモ:ハンブルグで群衆に向かって放水車を使う警察
G20 protests: Police uses water cannons against crowd in Hamburg
ハンブルグのポルシェのディーラー店で火災があったそうです。
これがハンブルグで実際に起きていることですが、日本の前述のニュースは間違ってはいませんし、情報がよくまとまってはいますが、まるで違った印象を受けてしまいます。
以前、トルコでG20が開催された時もかなりの暴力的な衝突が起きていました。
ロンドンもまだまだ騒がしい感じです。
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【おまけ】
一方、イタリアではプーチンさんのファン(農家)がプーチン大統領の「クロップサークル」を作っていました!
イタリアのコーン畑に135mのウラジミール・プーチンが描かれる(動画)
135 meter Vladimir Putin portrait ploughed into Italian cornfield (VIDEO)
Cerchi sul grano, campagna veronese.
— nonleggerlo (@nonleggerlo) October 27, 2016
(Land art di Gambarin) @elbandzzzzzzzzz#Trumppic.twitter.com/R61cDLvvoI
イタリア人の農家が、自らのトラクターと素晴らしい芸術的スキルを使って巨大なウラジミール・プーチンの肖像画を作り出しました。
ダリオ・ガンバリン(Dario Gambarin)氏は、この135mの肖像画は、G20首脳会議の成功を祈って作ったものだと話しています。
ガンバリン氏はL’Arenaに対し、「このアートの理由は明白です」今週ハンブルグで開催されるG20が「世界が直面している経済や移民問題に対する解決策」をもたらすことを祈って作ったものだと説明しています。