日本のニュースではトルコの現在の状況を「暴動」と呼んでいるようです。

しかしこの動画を見れば、「暴」力で「動」いているのは、市民側よりも警察の方なのは明らかです。本来、警察は「市民が安全に暮らすことができるよう」に市民に奉仕するのが仕事のはず。それをほとんどが無防備な市民に悪行三昧です。


これだけ大多数の国民が反政府の意見を表明しているのに、それを無視するのは民主主義とは言えません。


【注】この動画は暴力シーンや流血シーンなどが含まれています。苦手な方はご覧にならないようにしてください。


「トルコ革命 大手メディアが伝えない真実」





そしてそのトルコ革命がどのようにして起こったのか、まとめられたビデオです。




最初は5月28日、イスタンブル市内のタクシム・スクエア(Taksim sq.)の中のGezi公園で、新しいショッピングモールの建設のために業者が木を伐り始めたところから始まります。

反対する活動家らが公園に集まると、警察が催涙ガスで市民を攻撃しはじめました。


それでも、活動家達は木を植え続けます。

そして公園を監視するために、皆がテントを持ち寄り、数時間も経つとフェスティバル状態になりました。

資本家を守ろうとする警察とは違い、反対する市民にはNGOや普通の一般市民まで支援が集まります。しかし、それから2日後、警察はデモに参加する市民に向かい、ガス爆弾を使用したり、テントを強制的に撤収し始めます。

警察による2度目の攻撃の際、公園には3,000人の市民がおり、多数の負傷者を出しました。

警察は公園内のデモ参加者らを公園から強制的に退出させ、高圧放水銃やガス爆弾で市民を攻撃し、市街地を追いかけまわします。


公園や木を守ろうという動きから始まったこのトルコの動きは、今やトルコ各地に広がり、反政府的な意味合いが強く、トルコ革命(Turkey Revolution)と呼ぶ人も。


6月5日 イスタンブール市内 タクシム・スクエア



警察による攻撃を防ぐためにレンガを集める市民たち




大盛り上がりの「アノニマス」


そしてギリシャの時と同様、トルコ市民に対する団結の意志がヨーロッパ中から表明されています。

「We are all Turks now 私たちは皆、トルコ人と一つです」


トルコの反政府デモを受け、ギリシャ・アテネの反政府勢力もトルコの一般市民との団結の念を表明するデモを開催


イタリアのフローレンスでも

オランダのフローニンゲンでも

スイスのチューリッヒでも 


# WeAreGezi

世界中でトルコと団結しよう
2013年6月8、9日


【参照】 http://eagainst.com/articles/the-turkish-protests-and-the-genie-of-revolution/ など